坐骨神経痛とは
お尻から足にかけてビリビリとした痛み、立ったり座ったりすると、お尻から足にかけてしびれてくる症状です。
坐骨神経痛になると痛みで、歩く時に足を引きずってしまうほどの症状になることがあります。
「坐骨神経痛」とは病名ではなく、臀部(お尻)から足にかけての痛みの総称です。
坐骨神経痛とは、様々な原因などによって神経圧迫を起こすことで下肢に痛みやしびれを発症する症状のことをいいます。
坐骨神経痛は、腰から走行する第4・5腰神経から足に走行する人体最大の神経です。
ほとんどの人が、L4/5、L5/S1間にある神経圧迫によってお尻や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みやしびれを訴えます。
坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛とはどんな痛み、症状なの?
✅立っていると2、3分で腰から脚が痛くなる
✅腰の痛み、臀部に痛みがある
✅座っていると腰から脚が痛くなる
✅太もも裏・外側~ふくらはぎの後ろ・外側、すねの外側、足の裏などに痛みやしびれがある
✅朝起きる時に腰から脚が痛くなる
✅立ち上がる時に腰から脚が痛くなる
✅歩くと腰から脚が痛くなる
✅時々、ぎっくり腰になることがある
✅前かがみの状態足腰が痛くなる
以上が坐骨神経痛によって、腰から足先にかけて痛み、しびれ、知覚異常を引き起こす主な症状です。
但し、「坐骨神経痛」とは症状であって、病名ではありません。
腰からの下肢痛及びしびれの症状を総じて坐骨神経痛と呼んでいます。
主な症状とは、お尻(臀部)、太もも裏・外側、ふくらはぎ、すねの外側、足先にかけての痛み、しびれです。
重症になるほど腰から足先にかけて広範囲に症状を訴える傾向が見られます。
発症しやすい年齢は、坐骨神経痛の原因によって異なります。
一般的には中高年以降に多く見られますが、椎間板ヘルニアなどの疾患の場合には、若い人でも発症します。
坐骨神経痛の痛みについて
お尻の痛み
坐骨神経痛の痛みの場所で一番多いのがお尻の痛みです。
痛みの範囲は、お尻だけの場合と太ももの後ろ・太ももの外側、ふくらはぎ・すねの外側、かかと周辺、足の甲や足の裏、足の指先までに及びます。
痛みの場所は、様々で1ヶ所の時もあれば、2ヶ所の時もあります。
場合によっては、脚全体と言うことも考えられます。
股関節の痛み
坐骨神経痛の痛みの場所によっては、股関節周辺に痛みがでることがあります。
その理由には、腰椎からくる坐骨神経痛の経路には、股関節周辺に神経が分布していることに関係があります。
特に立ち上がる時や立っている時、歩き始める時などで腰から片側の足にかけて荷重がかかる時に坐骨神経が刺激され痛みを発症します。
太ももの痛み
坐骨神経痛の痛みでは、場所でお尻に次いで多いのが太ももの痛みです。
腰椎からくる坐骨神経痛の経路の関係でお尻の次に通るところが太ももです。
痛みが広がる順番では、お尻 ⇒ 太ももです。
しかし必ずしもお尻から太ももが痛くなるとは限りません。
中には、太ももだけ痛いと言う場合もあります。
ここでの症状は、神経が圧迫をしているところを予測する上での指標となります。
坐骨神経痛で熱はでるの?
坐骨神経痛を引き起こす主な原因は、一般的に腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症によって神経が圧迫を受けて発症します。
通常は、発熱で坐骨神経痛を起こすことはありません。
しかし発熱すると坐骨神経痛を誘発することは考えられます。
頻尿と坐骨神経痛の関係は
坐骨神経痛と頻尿との因果関係は特にありませんが、腰椎椎間板ヘルニアによる神経圧迫の場合には膀胱直腸障害の可能性もあります。
このような時と頻尿ではなく、反対に尿が出にくくなった場合には、精密検査をおすすめ致します。
股関節痛と坐骨神経痛の関係
股関節痛の症状の中で坐骨神経痛がありますが、股関節の前側に痛みがある場合には変形性股関節症や臼蓋形成不全症などの疾患も考えられます。
特に、痛みの出る場所や痛みがでる動作によって鑑別診断ができます。
股関節に問題があると思われた場合には、レントゲン撮影にて股関節に問題がないか診断を受けましょう。
足の痛みやしびれについて
坐骨神経痛では、第5腰椎神経根が圧迫されることが多く、お尻からふくらはぎ、すねの外側、足の甲から親指にかけて痛みやしびれがあります。
腰痛と坐骨神経痛の関係
坐骨神経痛は、腰痛疾患が原因で痛みやしびれを生じます。
中には、腰痛はなく、お尻だけが痛い場合や太もも、ふくらはぎやすねだけが痛いといった場合があります。
痛みの原因は、腰椎神経根にあるので、精密検査で原因を特定し対処法を考えましょう
足のむくみと坐骨神経痛の関係
足のむくみ(浮腫)によって、坐骨神経痛を起こすことはありません。
しかし以下のような原因が伴う場合には、むくみがみられることが考えられます。
●血液やリンパ液の循環が悪い
●心不全、腎機能障害、糖尿病、妊娠など
坐骨神経痛の原因となる疾患
坐骨神経痛の原因とは 坐骨神経痛は、発症する年齢、日常生活での環境の違いから原因は様々です。
その中でも「腰椎椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」、「腰椎すべり症」、「梨状筋症候群」は坐骨神経痛の原因となる代表的な疾患です。
坐骨神経痛を引き起こす主な原因となる病気は、神経根を圧迫する「腰椎椎間板ヘルニア」、「腰部脊柱管狭窄症」、「腰椎すべり症」、筋肉の絞扼障害(筋肉により神経を圧迫するために起こる障害)梨状筋症候群、血管性障害による閉塞性動脈硬化症や閉塞性血栓血管炎、腫瘍性による脊髄腫瘍、骨盤内腫瘍などです。
痛みやしびれの出る範囲は、それぞれ特徴的な症状が異なることから判別は容易にできます。
腰部脊柱管狭窄症
「背骨は、脳から背骨に沿って通る脊髄神経があり、体を支え、神経を守る役割も担っています。
「脊柱管」とは、神経が通る背骨の隙間をいいます。
腰部脊柱管狭窄症とは、腰にある骨がずれて年齢とともに骨や椎間板が変性するため脊柱管が狭くなり、神経が圧迫をうける状態をいいます。
特に好発年齢は、中高年以降に多く見られる疾患です。
早い早い人では40歳代から脊柱管狭窄症を引き起こすことがあります。
また、腰椎椎間板ヘルニアも合併して起こることもありますので、注意深く原因を突き止めなければいけません。
多くは退行性変性による老化現象と思われがちですが、早期から腰痛予防を行うことで狭窄症のリスクを抑えることができます。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨には、骨と骨の間にある「椎間板」がクッションの役割をしています。
この椎間板の中には、ゼリー状の「髄核(ずいかく)」があり、関節を守り支えています。
椎間板ヘルニアでは、この髄核が後方に押し出され、神経が圧迫されることで痛みやしびれが起こります。
梨状筋症候群
坐骨神経痛の痛みの部位で圧倒的に多いのがお尻の痛みです。
この梨状筋とはお尻を横切る筋肉で梨のような形をしていることから梨状筋と言われています。
特に外傷や陸上やサッカーなどのスポーツでお尻の神経が筋肉によって圧迫されて起こる痛みのことを「梨状筋症候群」といいます。
腫瘍
「脊髄腫瘍」「骨盤内腫瘍」などが原因で神経圧迫をして痛みを引き起こします。
婦人科疾患
婦人科疾患での痛みでは、主に卵巣腫瘍や子宮筋腫が原因で発症することがあります。
また症状が長引き、月経時に増悪する坐骨神経痛の症状がある場合、子宮内膜症が原因で痛みがでている可能性があります。
坐骨神経痛の原因と要因
肥満が腰痛の原因
坐骨神経痛の原因の一つに肥満による腰痛があります。
肥満は病気の元。体重の増加により、関節や椎間板に負担がかかります。
筋肉が坐骨神経を圧迫
股関節の動きに関与する梨状筋の下を通る坐骨神経を圧迫して起こります。
病名は、梨状筋症候群と言います。
特に陸上、サッカーなどのスポーツ選手に多い疾患です。
ストレス
ストレスは、様々な病気にかかわる原因です。
ストレスによって、痛みを増強させる要因にもなっています。
冷え
冷えは、痛みを誘発する原因の一つです。
冷えによって、筋肉が硬くなると更に痛みは強くなります。
患部は冷やさず、温めるように工夫しましょう。
事故
外傷が原因で坐骨神経痛を発症するケースです。
元々腰痛持ちの人が、交通事故での追突によって坐骨神経が圧迫されて坐骨神経痛を発症することがあります。
スクワット
外傷が原因で坐骨神経痛を発症するケースです。
臀部を打撲した後、スクワットなどの運動によって発症することがあります。
坐骨神経とヘルニアについて
坐骨神経は、ヘルニアや狭窄などの原因によって腰神経が圧迫を受ける神経です。
坐骨神経とヘルニア関係とは
主に腰椎椎間板ヘルニアの好発部位が坐骨神経からでています。
好発部位は、L4/5、L5/S1間になります。
丁度坐骨神経が出ているところです。
手術適応について
●手術の適応は、保存療法を試みても症状の改善が見込めない場合
●筋力低下がないか?(拇趾背屈テスト:足の親指を上に上げる時に力が入るか?)
●排尿障害がないか?
このような場合には、手術を検討する必要があります。
坐骨神経とヘルニアの違い
ヘルニアは、「飛び出る」と言う意味です。
専門的には、椎間板の繊維輪から中にある髄核が神経を圧迫する状態を言います。
その圧迫された神経が、坐骨神経です。
坐骨神経痛によいクッション
クッションでの対策法
自宅で座る時やデスクワークで座る時には、坐骨をサポートできるクッションやイスを使用する事で痛みを和らげることが出来ます。
クッションやイスは、様々な種類の物が販売されていますので、体型に合った物を使用してみるといいでしょう。
クッションの用途としては、下記のような時に使い分けると良いです。
携帯できるクッション
持ち運びできる
円座
車で使用できるクッション
オフィスで使用できるクッション
またデスクワークでの姿勢が長い場合は、できるだけ20~30分には一度立ってみるとよいです。
妊婦で坐骨神経痛の方
坐骨神経痛は、妊婦の方に多い疾患です。
その理由は、お腹が大きくなるに従い腰椎前弯が強くなるからです。
また骨盤を構成する仙腸関節に影響がでて、その原因が痛みを引き起こすことになります。
診断基準
診断にあたっては、本来レントゲン写真にて原因を特定する必要がありますが、妊娠中の場合にはレントゲンを撮影することはできません。
このような場合、当院ではナーボスコープというアメリカのカイロプラクティックで使用されている特殊検査器具を用いて痛みの原因を特定します。
坐骨神経痛治し方
自宅でできるセルケア
自宅でできるストレッチ 坐骨神経痛の一般的な対策は、自宅できる腰椎部と梨状筋のストレッチを行います。
ストレッチの目的は、緊張した筋肉を緩めることと腰椎部の関節を適度に動かすことです。
できるだけ、入浴後体が温まった状態で行うことがポイントです。
腰からお尻を温める対策法
一般的に慢性疾患である坐骨神経痛は冷やすことは行わず、温める温熱療法を行います。
お風呂で体を温め、ホットパックなどで患部を温めることで、筋肉の緊張を緩め、血行を良くすることで痛みを和らげることができます。
ストレッチを併用して行うとよいでしょう。 くれぐれも冷やさないようにして下さい。
坐骨神経痛における整体とは
整体治療と言っても、効果は様々です。
その理由は、治療技術の差にあるからです。
一般的に行われている「整体」とは、痛みやしびれのある場所、またはその症状のツボをほぐしたり、ストレッチを行う施術です。
よく歪みを矯正すると謳った説明をしているとことがありますが、もし歪みがあるならば、どこの歪みをどう治すという前提があって矯正を行う必要があります。
その効果
整体の効果は、理論に基づいた施術を行えば、劇的な効果を発揮することがあります。
効果を期待できるか否かは、原因を特定して正しい施術、矯正が出来るかにかかっています。
治らない理由とは
臨床上、施術をする前に原因を特定する上で、レントゲンを撮影する必要があります。
これは、下記の疾患を見極める上で必ず施術前に確認する事項であります。
坐骨神経痛の診断と検査方法
坐骨神経痛の原因を知る上で、一般的な行われる検査と診断について解説致します。
検査を行う目的は、診断の根拠となる疾患を判断するための情報の一つにあたります。
検査方法は、総合的な診断をする上で、問診、視診、触診を行い随伴する症状に応じて必要な検査が実施されます。
特に下記チェック項目は重要になります。
筋力低下がないか?(拇趾背屈テスト:足の親指を上に上げる時に力が入るか?)
排尿障害がないか?
このような症状がある場合には、手術を検討する必要があります。
整形外科での検査と診断
レントゲン写真
骨の形(骨の圧迫、変性等)、関節面及び椎間板の厚み、関節の角度、背骨全体の体のゆがみ(体の軸となるアライメント)、側弯などから総合的判断がわかります。
MRI
上記検査でわからない情報を見つけるために行われます。
通常では、椎間板に関わる障害として椎間板ヘルニアなどで飛び出したヘルニアを見つけるために行います。
また脊柱管狭窄症の脊柱管のスペースを見つけるためにも行われます。
整形外科検査
SLRテスト「下肢伸展挙上テスト」と呼ばれる検査が行われることになります。
※SLRテストとは(仰向けに寝た姿勢で、膝を伸ばした脚をまっすぐに上に上げていくと、 お尻から脚にかけて痛みを生じる場合は、陽性の疑いとなります。)
坐骨神経痛の原因は、整形外科疾患から生じる神経圧迫が多いですが、稀に内科、婦人科疾患でも見られるので疑わしい場合は、必ず専門機関で画像診断をすることで原因の特定ができます。
疑われる腰痛疾患
・椎間板ヘルニア・・・MRIで確認ができます。
・脊柱管狭窄症・・・レントゲン写真の正面・側面像、MRIで確認ができます。
・腰椎すべり症・・・レントゲン写真の側面像で確認ができます。
・神経根症・・・・・レントゲン写真の正面・側面像で確認ができます。
・腰部椎間板症・・・レントゲン写真の正面・側面像で確認ができます。
・梨状筋症候群・・・Freiberg testで確認できます。
坐骨神経痛の治し方と対策
坐骨神経痛を自然に治していく流れの中で、保存療法と同じくらい重要なことが日常生活での対策です。
普段の生活で座りっぱなしの姿勢・中腰の姿勢・前かがみの姿勢が多いと腰部に絶えずストレスがかかります。
そういった姿勢を長く取っていると体の重心が片方にかかりやすくなり、お尻にある梨状筋が緊張し、炎症を起こしてしまいます。
症状が悪化する危険性を避けることでも、柔軟性を保持する上で自宅で対処するセルフケアも大切です。
病院・整形外科での対処法
坐骨神経痛が軽度の場合、自宅で何とか対処出来ることがありますが、中度から重度になったしまうと自力で改善することは難しいと思われます。
自宅で対処しきれない症状、段々と症状がひどくなってきた場合は、一度病院で検査をしてみることです。
整形外科での対処法とは
薬物療法
多くの坐骨神経痛の症状の場合、痛み止めとして『消炎鎮痛薬(NSAIDs)』が主に用いられます。
また、血流を改善する目的として『血管拡張薬』や筋肉の緊張を和らげる目的で『筋緊張弛緩剤』なども用いられます。
神経根ブロック注射
痛みの経路を注射によって遮断する方法です。
効果は、痛みが完全に治まる場合と症状によっては効果が少ない場合もあるので、神経根ブロック療法を考えている方は、一度専門医へご相談するといいでしょう。
理学療法(リハビリテーション)とは
痛みが強い時には、原則的に患部を安静に保つべきです。
ある程度期間が経過してきたら、リハビリを少しずつ進めていくことが必要です。
あまり長期間放置してしまうと関節の可動性が悪くなり、筋肉や関節の硬直が始まります。
そのため症状の経過とともにリハビリを行うことで効果的に症状を早期に安定することができます。
運動療法
運動療法の目的は、筋力の回復と柔軟性を確保することです。
筋肉と関節の機能を向上させることで、日常生活における早期回復を図ります。
温熱療法
体内組織を温めることで、神経や血液の流れを良くし、痛みの除去を促します。
電気療法
低周波や干渉波の電気刺激、レーザー療法により痛みを伝える神経の働きを抑えます。
外科的療法
保存療法の限界により、手術は最終的な手段です。
基本的に坐骨神経痛では、排尿障害や拇趾の背屈ができない症状を除いては、すぐ外科的な手術を行うことはありません。
「カイロプラクティック」で痛みを改善
坐骨神経痛対策は背骨歪み、姿勢改善から!
腰痛の原因となる痛みは、発症した多くの方が姿勢からくる背骨の歪みに陥っています。
坐骨神経痛対策
①長時間同じ姿勢を続けない
②ストレスをためない
③お風呂に温まり、血行をよくする
④体に合ったマットレス、椅子を使用する
⑤ストレッチで再発予防
重度での坐骨神経痛でもカイロプラクティック(整体)なら改善できます
多くの痛みの原因は、筋肉ではなく「神経圧迫」による血行不良です。
カイロプラクティック(整体)は、硬くなった筋肉を揉んだりするだけの施術ではありません。
カイロプラクティックは、痛みやしびれの原因となる神経圧迫の問題を徒手整体術によって解決いたします。
カイロプラクティックについて詳しくみる
坐骨神経痛を改善するには
整体での対処法
こちらの施術法は、当院が行っている方法です。
整体と言っても、実際に行っている施術法はカイロプラクティック理論に基づいた施術法になります。
当院の施術の流れ
問診 | 現在の症状、既往歴などを詳しくお聞き致します。 |
---|---|
視診 | 姿勢、背骨・骨格のゆがみ、脊椎検査を行います。 |
触診 | 筋肉の状態、脊椎の可動性(骨の動きが正常か異常かを)調べます。 |
施術 | カイロプラクティック(背骨のズレ、ゆがみを整え、神経圧迫を取り除き痛みやしびれを改善します) |
坐骨神経痛になったら、下記へお電話にてご予約下さい。
相談するタイミングが早ければ、坐骨神経痛を一日も早く改善し健康な体を取り戻すことができます。
電話予約