椎間板ヘルニアを徹底解説!首と腰の痛みの治療方法
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「椎間板ヘルニアを徹底解説!首と腰の痛みの治療方法」
目次
椎間板ヘルニアとは?原因と症状!椎間板ヘルニアってどんな痛み?
そもそも椎間板ヘルニアとは、骨と骨の間にあるクッションのような椎間板が不自然な動きなどにより、脊椎管内入り込んだ状態のことを言います。
椎間板ヘルニアには「腰椎椎間板ヘルニア」「頚椎椎間板ヘルニア」「胸椎椎間板ヘルニア」の3つに分けられます。
なかでも、腰椎と頚椎は構造上負担がかかりやすいためヘルニアになるケースが多いです。
椎間板ヘルニアの原因は、椎間板に大きな負担がかかってしまったときや、椎間板の老化があげられます。
椎間板が老化している状態では、重たい荷物を持っただけで発症してしまう可能性もあります。
10代ごろから椎間板の老化がはじまり、スポーツや姿勢などによって負担がかかりやすい状態を続けていると老化が早まることも考えられるそうです。
椎間板ヘルニアの症状は、下半身や腕にしびれが起きることがほとんど。
また、腕や足のだるさや力が入りにくいことも椎間板ヘルニアの症状だと考えられます。
さらに悪化してくると尿機能が低下してスムーズに排出が行えないこともあります。
痛みは、軽度のものであればコリやハリを感じる程度で重度の場合は、動くこともままならない状態になります。
椎間板ヘルニアは治る!痛みを和らげるストレッチ方法
椎間板ヘルニアは、正しい治療を進めて行けば改善できます。
しかし、治療後に再発させないためには、腰椎と頚椎に負担がかかりにくい体作りをする必要があります。
例えば、頚椎の負担を軽減させるために肩や首の筋肉を鍛えたり、筋肉がかたくならないようにマッサージやストレッチを行うといいでしょう。
ここからは、痛みを和らげるストレッチ方法をご紹介します。
腰に優しいストレッチ方法
腰に痛みがある方は実践してみてくださいね。
腰をひねったり急に動かすと神経の圧迫が強くなり激痛が走る恐れもあるので、ゆっくりとこのストレッチを行いましょう。
- 床に両膝を伸ばしたまま座りましょう。
- 手を体の後ろについて体を支えます。
- 片方の膝を曲げてお尻に近づけます。
- そのまま上体を少しだけ後ろに倒してください。
- 太ももの前側のストレッチを感じましょう。
- 7秒間ほどストレッチできたら反対側も同様に行います。
足の付け根辺りの筋肉が固まっていると腰痛を引き起こしやすいです。
そのため、足の付け根は習慣的に伸ばすようにして、筋肉が固まらないようにしましょう。
首・肩に優しいストレッチ
次に頚椎椎間板ヘルニアの疑いがある方は、首や肩に優しいストレッチを実践してみてくださいね。
痛みがひどい場合やストレッチを行っていて痛みが出た場合はすぐに中断して、病院へ行きましょう。
また、すでに頚椎椎間板ヘルニアと診断されている方は、ストレッチを行っていいのか担当医に確認しておくと安心ですね。
- 椅子に座ります。(立ったままでも構いません)
- 背筋をグッと伸ばしてください。
- 肩の力を抜きましょう。
- お顔を斜め右に倒します。
- そのまま7秒間キープして、左側の首から肩にかけてストレッチを行います。
- 反対側も同様に伸ばしていきましょう。
入浴中や入浴後は、血行促進している状態なので、ストレッチ効果がより期待されます。
このストレッチは、猫背のまま行っても血行が促されないため効果が発揮されません。
実践するときは、必ず背筋を伸ばしてから行うようにしてくださいね。
椎間板ヘルニアの初期症状と坐骨神経痛
椎間板ヘルニアの初期症状として『坐骨神経痛』があげられます。
坐骨神経痛を何度も繰り返す場合は、椎間板ヘルニアの可能性が高いので注意が必要です。
そもそも、坐骨神経痛とは一体どのような症状なのかを詳しく解説していきます。
まず、坐骨神経とは腰から足先まで繋がっている太くて長い神経のこと。
そのため、坐骨神経痛はお尻や太ももの後ろに痛みが出やすい特徴があります。
椅子から立ち上がろうとしたときや、歩いているときにも痛みが生じるものです。
症状が悪化してくると立っているのも辛くなり、座っても痛いので日常生活が困難になります。
坐骨神経痛の治療方法は、MRIやCTなどの画像診断を行った後に、ブロック注射やリハビリで改善していきます。
坐骨神経痛の重度の方は、手術治療が必要なケースも少なくありません。
「湿布を貼ったら落ち着くから」「安静にしていたら痛まないから」といって放置せず専門医に診てもらいましょう。
椎間板症と腰椎椎間板症が原因で起こるヘルニアによるしびれの治療方法
椎間板症と腰椎椎間板症の治療方法は、『保存療法』と『手術療法』のどちらかが行われます。
痛みが強く日常生活もままならない場合は手術療法を勧められるでしょう。
しかし、しびれや激痛がない場合は、一般的に保存療法で改善していきます。
痛みを和らげるために、ブロック注射や鎮痛剤が処方されるので一時的に痛みから解放されます。
また、神経を圧迫しないような姿勢を保つコルセットや装具を装着するケースも少なくありません。
痛みが軽度であれば、リハビリを行い椎間板に負担がかからないような体作りをします。
場合によっては、整体院やカイロプラクティックで椎間板に負担がかからないよう姿勢を整えることもおすすめです。
保存療法では、なかなか改善されない椎間板ヘルニアの場合は手術療法を行う場合も。
椎間板ヘルニアの手術には、『レーザーをあてて椎間板の圧力を低下させてヘルニアを抑える方法』と『切開をしてヘルニアを取り出す方法』の2種類あります。
レーザーでの治療は、日帰りで手術を受けられますが、切開をしてヘルニアを取り出す方法は、切開する大きさにより手術の日数が変わってきます。
また、最近では数ミリの穴を開けただけで、筋肉や骨に負担をかけずに行える手術方法も注目を集めています。
その手術方法は、技術と最新器具が必要なため、行える施設はまだ少ないようです。
ヘルニアの安静期間と椎間板ヘルニアが治る期間は?
椎間板ヘルニアは、基本的に保存治療で治るものだと言われています。
しびれや痛みがひどくない場合は、安静にして椎間板ヘルニアを改善していきましょう。
安静にしておく期間は、急性的な痛みが発症してから最長でも3日間という説が有力です。
あまりにも長期的に安静にしすぎると筋肉が低下したり、血行が抑制されたりするケースも少なくありません。
痛みが和らぎ、日常生活が行えるようになったら、ストレッチや体操も行いましょう。
もし、痛みが強くて動くことが出来ないようであれば、安静にしておく姿勢をお伝えするので、挑戦してみてくださいね。
- 仰向けになって膝を曲げます。
- 足の下にクッションをおきましょう。
- 背中にもクッションを居ておくと腰に負担がかかりにくくなります。
このように、膝と股関節を曲げた状態をとるようにしてくださいね。
そのためにクッションなどを使うと楽な姿勢を維持しやすくなります。
椎間板ヘルニアを発症させない体作りをしよう
椎間板ヘルニアになると、歩くことや、座ることもままならず、重度になると眠ることもできないほどの激痛がはしります。
初期症状のひとつである『坐骨神経痛』の症状があるならば、湿布を貼って放置するなど軽視せず整形外科を受診しましょう。
また、椎間板ヘルニアを発症させないように、体に負担がかからない姿勢に改善することも大切です。
歪みやズレを整えてくれる整体院やカイロプラクティックに足を運んでみてはいかがでしょうか?
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