急な腰痛の原因と対処法

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「急な腰痛の原因と対処法」

ある日突然腰が痛くなったとき、まず何をすべきか悩むところです。

こういった時、何をすべきか痛みの対処をする前に落ち着いて今一つ症状を確認してみましょう。

まずは下記6つの中にある、どの症状に当てはまるか考えてみましょう?

①急な腰痛で動けない

②急な腰痛で歩けない

③急な腰痛で吐き気がある

④急な腰痛でしびれがある

⑤急な腰痛で立てない

⑥急な腰痛が右側または左側にある

急な腰痛の原因とは

ここで一般的に考えられる原因は下記のような疾患です。

ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、椎間板症、内臓疾患、ストレス

特に③番の症状がある場合は、一度病院へ受診することをおすすめします。

次に今どのような症状で痛みがあるのか?下記3つに当てはまる症状を考えてみましょう?

①痛みは持続的にあるのか?

②朝起きる時に痛いのか?

③安静にしても痛いのか?

ここで一般的に考えられるのは下記原因による疾患です。

ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、椎間板症、内臓疾患、ストレス

特に③番の症状がある場合は、一度病院へ受診することをおすすめします。

以上様々な症状を消去しながら、現在の病名を診断する必要があります。

その結果、効果の高い対処法や治療に繋がります。

急な腰痛が起きた時は何科にかかればいいの?

急な腰痛になった場合の主な原因は、筋性及び靭帯、骨性、関節に起因するものかに大別されます。

年代別の疾患を疑った場合で考えると

高齢(60代以降):一般的には、骨粗鬆症による圧迫骨折が疑われます。

強い外力が加わらなくても、咳やくしゃみ、段差で衝撃が加わる程度でも発症します。

中高年(40代~60代):一般的には、椎間板ヘルニア、椎間板症、ぎっくり腰その他が疑われます。

青壮年(10代~30代):一般的には、椎間板ヘルニア、ぎっくり腰その他が疑われます。

2~3日安静にしても症状が回復しない場合、病院へ受診し、精密検査をしましょう。

激痛で動けない時の対処法

動けない原因として腰痛に起因するものなのか?内臓の病気から痛みがでているのか?

と悩むところですが、圧倒的に多い腰痛疾患から起因する場合、痛みの原因が特定していない中、応急処置として自分ですぐ出来ることは安静と冷やすことです。

激痛で動けなくなった時、まず応急処置として冷やすことにより、痛みの除去、炎症を抑える作用が期待できます。

このように急性的な痛みの軽減には、アイシング(冷やす)することが非常に有効です。

反対に温めてしまうと血管が拡張して炎症がかえって強くなり、痛みが増してしまいます。

入浴は、急性の痛みが治まってから入るようにした方がよいです。

お風呂はできるだけ控えて、動ける場合には、体を軽く流す程度で終わらせ、痛みが大分引いてきたら温めるようにしましょう。

急な腰痛な時、湿布は貼った方がよいの?

湿布は、ただ貼るだけではなく、アイシング後に冷湿布を貼ることでより効果が期待できます。

必ずアイシング後に貼るようにしてみて下さい。

急な腰痛が起きた時の対処法

原因が特定できる以下のような場合、ぎっくり腰の可能性が高いと思われます。

かがんだ時

物を持ち上げた時

咳やくしゃみをした時

稀に寝ている時

朝起きて顔を洗う時

腰痛が起きたとき、動けるかそれとも動けない状態かで対処法が異なります。

1、動けない腰痛の場合

無理に動かず、横向きの姿勢で安静にして、痛みの除去に努めます。

横向きの姿勢が取れない場合には、膝を曲げ仰向けの姿勢で腰の安静を保持しましょう。

もし、以上のような姿勢で痛みが緩和しない場合、一番楽な姿勢を見つけてみることも一つの方法です。

2、動ける腰痛の場合

痛みはあるが、歩ける状態であれば、アイシングを15分、時間をおいて1日3~5回程行うようにしてみて下さい。

特に長い時間座ったり、立ったりする姿勢は、腰椎及び椎間板に負担がかかるため、できるだけ横向きの姿勢で炎症が引くのを待ちましょう。

急性期の腰痛は、応急処置後安静にすることで痛みを緩和することが期待できます。

もし2、3日しても症状が改善しない場合には、専門医へ受診することをおすすめします。

ツボを押して楽になるの?

一般的に腰が痛い時に自分で押したり、家族の人にツボ押しをしてもらうことがありますが、このような急性期の場合、ツボ押しをすることでかえって炎症を強くすることになります。

慢性期の腰痛以外は患部を出来るだけ刺激しないようにするのが賢明です。

もし行うならば、軽擦法と言って軽く擦る程度に止めておきましょう。

急な腰痛な時はストレッチの効果は期待できるの?

ストレッチは、関節可動域を広げることで痛みの軽減、血液の循環をよくすることが期待できます。

しかし、急性期の痛みの場合には、関節を無理に動かすことはかえって症状を悪化させる要因となってしまいます。

こういったことからも無理にストレッチを行うことは、かえって逆効果になります。

ストレッチは、関節がある程度動くようになってから行うことで効果を発揮します。

痛み止めの薬の効果は?

痛み止めの薬は、人それぞれ効果に差があります。

効き目がある人もいれば、全く効かない人もいます。

痛み止めは、痛みを和らげる初期段階での処置です。

とはいっても、日常生活で痛いのはつらいものです。

痛み止めはあくまでも安静期間で早く痛みを抑える限定的なものとお考えください。

痛みを取り除く特効薬はありませんので最後はご自身の先天性治癒力で治すのです。

急な腰痛を早く整骨院で改善するための治療法

早く改善するためには、現在の診断と原因を特定して治療を進めることです。

ただやみくもに患部を押したり、鍼をしても必ず症状が改善するとは言えません。

症状に応じた適切な治療を行うことで良い結果が得られます。

最低限、レントゲン写真を撮り、現在の原因と治療法を決めることが早期回復に繋がります。

治療法としては以下の施術法があります。

①マッサージ

メリット:患部を直接施術しなくても、痛みに関連するツボを刺激することで緩和できることもありますが、一般的には治療効果までは期待できません。

デメリット:急性期の腰痛の場合、痛みがかえって強くなるため行えません。

②鍼灸

メリット:鍼が体に合う方もいるので、ぎっくり腰などでは効果が期待できることがあります。

デメリット:合う合わないと言うこともあります。椎間板ヘルニア、椎間板症など椎体のずれが原因で起こった

椎間板障害は

鍼の適応は難しいと思われます。

③整体

メリット:施術者の技術によっては、効果を期待できる場合もあるかも知れません。

デメリット:むやみにバキバキするマニュピレーションや意味のない矯正はかえって症状を悪化させる要因に。

④カイロプラクティック

メリット:施術者の技術によって、効果が期待できます。

デメリット:むやみにバキバキするマニュピレーションや意味のない矯正はかえって症状を悪化させる要因に。

それぞれ施術には、特長とメリット及びデメリットを心得た上で施術をうけることになります。

整体の効果

整体といっても施術法は様々です。

整体といってもマッサージ的なところもあれば、霊感商法的なところもあります。

一般的には、整体で良くなったという話を聞くことはありますが、理論が確立されていない施術は効果を立証するだけの根拠がありません。

そういったことからも、病院でしっかり画像診断をした上で、施術をうけることが安心かもしれませんね。

施術法は、現在私も長年施術法を経験したなか、カイロプラクティックの即効性と効果が一番理想的な施術と自負しております。

まとめ

急な腰痛が起きた時、まず自分でできることは、患部を冷やして2~3日安静にして経過を見てみることです。

早く治したい時は、病院に受診して薬をもらったり、専門家の治療をうけることです。

安静にして痛みが和らぎ、動けるようになる場合もありますが、痛みが引かない場合もあります。

安静にしても痛みが治まらない時は、病院へすぐ受診することが回復の近道ではないでしょうか。

万が一、痛みが引かない場合を考えると早めに受診することが懸命かも知れませんね。

 

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この記事を書いた人

大須賀 昭 Oosuga Akira

院長
資格柔道整復師免許(国家資格)

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