産後の骨盤ベルトはいつからつけるの?その骨盤ベルトの効果と付け方
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「産後の骨盤ベルトはいつからつけるの?その骨盤ベルトの効果と付け方」
骨盤ベルトの使用は、特に出産後の骨盤が「緩んだ」時期に適応され、産後の開いた骨盤や歪んだ骨盤を調整、ケアする目的で使用されます。
また、お腹の引き締めシェイプアップ効果を期待できます。
そのため、産前産後の骨盤ケア以外の腰痛予防の観点からも同様にベルトの正しい位置とつけ方を正しく知っておく必要があります。
骨盤ベルトも様々なメーカーがあり、産後のケアなのか、腰痛のためなのか、骨盤のゆがみを矯正するものなのか、どのベルトを選んだらいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は産後での骨盤ベルトはいつからつけるのか?
その他骨盤ベルトの効果と付け方、選び方について説明したいと思います。
目次
産後の骨盤ベルトはいつからいつまでつけるの
骨盤ベルトの規格サイズは、概ね幅約10 cm程のベルトで、素材は各メーカーによって様々です。
ベルトをつける時期は、出産後5日くらいから開始し、約6週間から2ヶ月間着用します。
正しい骨盤ベルトの位置とつけ方
ベルトをつける位置は、腸骨稜の下と大転子の上に着用する必要があります。
そして十分な張力を活用するため、ベルトは骨盤の下に固定してから、大転子の上に引き上げるように固定することをお勧めします。
特に日中は少なくとも6週間着用する必要がありますが、夜間着用することもできます。
骨盤ベルトがずれない締め方
骨盤ベルトを付ける正しい位置は、下側を恥骨結合の高さに合わせて大転子をしっかりと圧迫固定できるところです。
そのため、ベルトをつける位置が上過ぎると、使用時ベルトがずれて上に上がりやすくなります。
正しい位置は、思っているよりもかなり下側になります。
特に間違って装着する多い例は、正しい位置よりも上に付けていることで骨盤を歪ませてしまうことです。
骨盤を矯正するつもりが、つける位置を間違えてしまったことで逆に骨盤を歪ませてしまうこともあるので注意して下さい。
ベルトを締める強さは、締めた時に恥骨部に手の平が入るぐらいが適度な締め具合です。
ベルトを強く締めすぎてしまうと骨盤がストレスとなってしまうこともあります。
骨盤ベルトを付けているのに骨盤が痛いという場合はこの「付ける位置」と「締める強さ」2つの原因が考えられるので一度外し、再度付け直してみて下さい。
ずれないでしっかり固定できる骨盤ベルト
骨盤ベルトを使用する際に「ずれない」というポイントは非常に重要です。
ずれないでいしっかり固定できる骨盤ベルトに関しては、7節目の「産後におすすめの人気骨盤ベルト」
で紹介したいと思います。
産後骨盤ベルトの効果
骨盤ベルトの使用で効果をだすには、装着位置や付け方は勿論の事、それ以外にベルトの素材や形状も重要と言えます。
骨盤ベルトは、出来るだけ体型にフィットさせ、骨盤に対して適度な圧迫をする必要があります。
そのため、妊娠中及び出産後の骨盤アライメントの変化に対応したベルトでなければなりません。
骨盤ベルトは、関節を圧縮して安定させる外力を及ぼすため、骨盤のアライメントに影響を与える可能性があります。
こういったことから、ベルトの装着と並行して、骨盤のずれを本格的な矯正(カイロプラクティック)を行う必要があります。
ほとんどの方が出産後1〜2か月以内には、腹筋が自然に閉じます。
骨盤ベルトの使用により、出産後の骨盤の広がりが減少させる可能性があります。
妊娠中及び妊娠後の骨盤ベルトの使用によって骨盤の位置を自己管理するには、非常に重要であると言えます。
産後に骨盤ベルトは寝るときに着用した方がよいか?
骨盤ベルトは、一般的に日中着用するものでありますが、睡眠中では使用していいものなのか疑問に思うところではあります。
使用前には、医師に診察を受けて大丈夫であれば、使用することを薦めます。
ほとんどの場合には、分娩直後に使用することができると考えられますが、使用前には、医師に診察を受けて大丈夫であれば、使用することを薦めます。
使用期間は、産後から約2ヶ月間、昼夜を問わず着用することを推奨しています。
使用方法では、骨盤を圧縮しすぎると治癒が遅くことがあるので、締めすぎないように注意してください。
産後の骨盤ベルトは必要か?それとも骨盤ベルトはしない方がいいのか?
現在の臨床の研究では、6週間のフォローアップで骨盤帯の原因による症状では痛みの軽減と筋活動の変化が確認されています。
ベルトの着用によって、大腿直筋活動の低下を抑制し、運動中の姿勢の安定性を保つ効果があります。
したがって、骨盤ベルトの使用によって仙腸関節の安定及び痛みの軽減効果が高く、リスクの低い治療法の一つと言えます。
そのため日常生活における質の改善が期待できるため、骨盤ベルトの着用は必要と考えます。
産後は、骨盤ベルトとガードルはどっちがいいの?
産後、特に気になるのが骨盤のゆがみです
そこで、ここでは産後には骨盤ベルトとガードルのどちらがよいのか、まず初めに双方のメリットとデメリットから解説していきます。
骨盤ベルトのメリット、デメリット
妊娠中及び妊娠後の骨盤帯の継続的かつ長期的な使用は、周産期における骨盤の非対称性の変化に関連していることがわかりました。
骨盤ベルトの使用により、出産後の骨盤の広がりが減少させる可能性が考えられます。
したがって、骨盤ベルト使用によって骨盤の不安定性の日常管理において重要であると言えます。
産後に骨盤ベルトを着用することによって主なメリットは以下の点になります。
出産後の動きを快適にします。
① 出産からの骨盤の回復と周囲の血流を促進する
② 姿勢と関節可動性を改善する
③ 骨盤底を安定させ、腰痛を軽減する
④ 腹筋と内臓をサポートし治癒力を補助する
⑤ 日常での動きを快適にする
出産後に着用するベルトは、妊娠中に得た余分な脂肪を押し込み、お腹の膨らみを減らすのに役立ちます。
デメリット
次の症状が見られる場合には、リスク要因のため、出産後ベルトの使用を推奨していません。
内部の傷が治る前にベルトを使用すると、合併症を引き起こす場合があります。
その他、子宮に過剰な圧力がかかる場合には、出血につながる可能性があります。
① ベルトの端が皮膚に押し込まれ、その周りの発疹とかゆみ
② 一日中ベルトを過度に使用する
③ 腹部への圧力によりヘルニアを発症する可能性がある場合
ガードルのメリット、デメリット
骨盤ベルトとは仕様が異なり、産後のガードルとは、お腹の周りにぴったりとフィットし、骨盤から腹部の回復を助けるサポートです。
産後ガードルを着用することの主なメリットは以下の点になります。
⑥ 出産からの骨盤の回復と周囲の血流を促進する
⑦ 姿勢と関節可動性を改善する
⑧ 骨盤底を安定させ、腰痛を軽減する
⑨ 腹筋をサポートし治癒力を補助する
⑩ 浮腫や体液貯留を減少させる
特に産後に着用するガードルは、帝王切開分娩から回復している方や直腸拡張症の方に適応しています。
デメリット
ガードルにはソフトタイプとハードタイプがありハードタイプの方がボディラインを引き締める効果は強いですが、その分締め付ける強さも強いです。
骨盤ベルト同様にガードルも締め付けが強ければ効果が強くなるというわけではなく、逆に締め付けが強すぎてしまうと身体がガードルに頼りすぎて筋肉が衰えてしまい、かゆみや神経症状が出てしまう原因にもなりかねません。
補正効果が強いのはやはり締め付けが強いハードタイプですが、ハードタイプを使ってみてきつすぎる、身体に合わないと思ったらソフトタイプにしてみるなどして、自分の身体に合った締め感のガードルを選びましょう!
産後にガードルを着用すべきではない場合とは
ガードルを着用しているときは、快適に呼吸でき、動きが制限されていないようにする必要があります。
不快に感じた時には、すぐに外すようにして下さい。
産後におすすめの人気骨盤ベルト
トコちゃんベルト2
価格:7,158円(税込)
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
ワコール 産後骨盤ベルト
価格:4,087円(税込)
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
ダッコ dacco 産後用骨盤ベルト
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
大須賀式 骨盤ベルト 産後 産前 骨盤サポートベルト【柔道整復師専門家が設計監修】標準フリーサイズ
まとめ
人それぞれによって骨盤の開き方や歪み方、ベルトの着用感やサポート感が違うため、必ずしも人気のある骨盤ベルトが合うとは限りません。
出来れば一度装着してみるのがよいかも知れません。
正しい位置で着用することで産後の回復を早め、骨盤の歪みから起きる腰痛などを早期に軽減出来るので、骨盤ベルトを是非有効活用してもらえればと思います。
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