背骨の歪みを治す6つの治し方と整骨院の専門家が行う治療方法

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「背骨の歪みを治す6つの治し方と整骨院の専門家が行う治療方法」

背骨とは、椎骨と椎間板で構成されている脊椎を指します。

健康な人の脊椎を横から見ると、S字上の緩やかな曲線になります。

この脊椎のカーブは、重力からのストレスを吸収し、体の動きを最大限に可動させる役割を持っています。

体を後ろから見た時、骨盤の上にある脊椎は本来真っすぐでなくてはなりません。

脊椎の彎曲障害の問題として主に脊柱前彎症、脊柱後彎症、脊柱側彎症の3つのタイプがあります。

1、脊椎前彎症は、腰部で大きく内側に彎曲しています。

2、脊柱後彎症は、特に背中が50度を超える異常な彎曲を特徴とします。

3、脊柱側彎症の人は、脊椎を正面で見た時に横向きのカーブがあります。

多くの場合、曲線はS字型またはC字型です。

背骨の歪みの原因とは

背骨の歪みの原因には、椎骨のずれやその他健康上の問題といくつか考えられます。

その原因によっては、以下の状態により症状を引き起こす可能性があります。

主な背骨の歪みの原因となる病気

軟骨無形成症
骨が正常に成長せず、小人症に関連した低身長になる障害

脊椎すべり症
椎骨が下の椎骨に対して前方に滑る障害

ショイエルマン病(Scheuermann)
若年者、特に思春期に見られる椎骨の変形を引き起こす障害

関節炎
リウマチなどの関節に炎症を生じる病気や外傷及び関節の変性などによる障害

二分脊椎
生まれながら脊椎の形成不全と同時に脊椎の中にある脊髄の機能が障害

背骨の圧迫骨折

骨粗しょう症
骨密度の減少により、椎骨がもろくなり、簡単に椎体が壊れる状態、いわゆる圧迫骨折を起こしやすくなります。

不良姿勢による歪み

特に前かがみ(姿勢後彎症)、横座り姿勢(側彎症)が長いと長時間脊椎にかかる負担が多くなり歪みの原因となることがあります。

背骨の歪みを治す6つのストレッチ方法

背骨の歪みには、非常に多くの原因が関係しており、場合によっては病気による疾患である可能性もあります。

病気や疾患を除いては、出来るだけ早期に脊椎へのアプローチをする必要があります。

なぜならば背骨の歪みを放置しておくと慢性的な腰痛や肩こりを抱えるリスクが高くなるからです。

ここからは、このような背骨の歪みを解消するための、脊椎バランス、筋力強化に役立つ自分で簡単にできる体操、ストレッチを解説致します。

ストレッチを始める前に健康上の懸念がある場合には、整形外科医師や脊椎専門家に安全性と注意点を一度相談することを推奨します。

これから行うストレッチは、1日1回または2回行うことができます。

しかし、痛みが悪化する場合や非常に痛みを感じている場合には、ストレッチを行った日から1日休んでから行うようにします。

ストレッチは、決して無理をせず、体の限界域を超えないように注意して行って下さい。

ストレッチを行うときは、ゆっくり時間をかけて呼吸に合わせて最も気持ちの良いレベルで継続してください。

ヨガのポーズ

このヨガのポーズは、脊椎伸筋、大殿筋、ハムストリングの機能を促進させます。

首、肩、腰、脊椎全体に関わる関節の可動性と緊張を和らげるのに役立ちます。

身体へのリラックス効果により、脊椎全体の柔軟性と血液循環を促進します。

ヨガのポーズは、次の手順に従って行います。

(効果)脊柱起立筋の柔軟性、椎間関節の可動性を確保させます。

(体操方法)

下記順番に従い行います。

①両腕を伸ばし、背中を反らしていきます

②四つん這いになり、両手、両足は肩幅くらいに開きます

③息を吸いながら背中を丸めていく感じで伸ばしてきます

④顔は正面を向き、腰と胸を反っていきます

①両腕を伸ばし、背中を反らしていきます


両腕を伸ばし、背伸びの姿勢を取ります。

背中を反らしながら伸ばしていきます。(その時息を吐きながら反らしていきます。)

背中の抵抗感が感じられるところで姿勢を5秒程度保持してからゆっくりと元の姿勢に戻します。

②四つん這いになり、両手、両足は肩幅くらいに開きます

③息を吸いながら背中を丸めていく感じで伸ばしてきます

次に息を吸いながら背中を丸めていく感じで伸ばしてきます。

抵抗を感じたところで5秒間保持します。

④顔は正面を向き、腰と胸を反っていきます

背中を丸めた状態からゆっくり息を吐きながら、顔は正面を向き、腰と胸を反っていきます。

ひざ倒し仙腸関節のストレッチ


①仰向けの姿勢で寝て、両ひざを立てます。

②片方の膝を曲げ、太ももの前を伸ばした姿勢から、徐々に腰から背中、頭と背骨全体が床につくようにします。

③この姿勢を保持しながら、20~30秒関節と筋肉を伸ばします。

膝を曲げた状態で膝を中心に内側に曲げていきます。

最大可動域で止め、20~30秒ストレッチを行います。

反対側も同じようにストレッチを行ってみましょう。

骨盤傾斜ストレッチ

骨盤の傾きは、腹部の筋肉を強化し、腰の痛みや緊張を和らげます。

そして臀筋とハムストリングスの柔軟性をもたらします。

腰痛を予防するには、腰椎と骨盤をいつも正常な可動域を保つ必要があります。

この骨盤の動きをつけるストレッチは、腰椎関節と骨盤の動きをゆっくりと戻していくものです。

体幹、お尻の筋肉に力を入れ、骨盤を前に傾け、その後骨盤を床にぴったりとつけるように行います。

この姿勢を20秒から30秒キープし、最初の姿勢に戻します。

腰椎椎間関節、脊柱起立筋等をエクササイズすることにより腰椎、骨盤の関節可動域の増大と筋肉の緊張を軽減、柔軟性を目的として行います。

(効果)椎間板への栄養を促し、椎間関節の可動性を確保させます。

(体操方法)
1、仰向け姿勢で、膝を曲げて、足は床に付けます。
2、次に、腰に意識を集中させ、お臍を中心に床と腰の間に出来た隙間を、息を吐きながら腰(背中)を床に押しつける感じで行います。

仰向けになり膝を立てます

            
息を吐きながら腰(背中)を床に押しつける感じで行います

腰の関節と筋肉を伸ばすストレッチ

両膝を胸に引き付ける。両膝を両手でかかえ、胸の方に引き付けていきます。

効果)腰椎関節の柔軟性を維持し、腰の筋肉のコリを抑制することができます。

仰向け姿勢で、膝を曲げて、足は床に付けます。

膝の裏または膝小僧の少し下に手を当てて足を抱えます。両手で膝をやさしく引きながら、ゆっくり胸に向けて動かします。

この姿勢を20秒から30秒キープし、最初の姿勢に戻します。

腰椎椎間関節、脊柱起立筋等をエクササイズすることにより関節可動域の増大と筋肉の緊張を軽減、柔軟性を目的として行います。

(効果)椎間板への栄養を促し、椎間関節の可動性を確保させます。

(体操方法)
1、両膝を抱えて、息を吐きながら、ゆっくり胸に引き寄せます。

2、腰の筋肉が、より伸ばされている感じを確認しながら行います。

腰の関節と片側腰の筋肉を伸ばすストレッチ

片膝を胸に引き付ける。片膝を両手でかかえ、胸に引き付けていきます。

反対側も同じようにストレッチを行ってみましょう。

腰椎椎間関節、脊柱起立筋等をエクササイズすることにより関節可動域の増大と筋肉の緊張を軽減、柔軟性を目的として行います。

(効果)ハムストリングの柔軟性、股関節及び椎間関節の可動性を確保させます。

(体操方法)
1、仰向けになり片方の膝を抱えます。
2、次に、太ももをお腹に引き寄せ、息を吐きながら膝を胸に引き寄せます。10秒くらいして元に戻します。左右行います。

上体反らしストレッチ

腰椎椎間関節、脊柱起立筋等をエクセサイズすることにより関節可動域の増大、柔軟性を目的として行います。

(効果) 椎間板への栄養を促し、椎間関節の可動性を確保させます。

(体操方法)
1、うつ伏せになり、両腕にて上体を支えます。

2、両腕を支えながら、上体を反らしていきます。
腰に抵抗感が感じられるところで姿勢を5秒程度保持してからゆっくりと元の姿勢に戻します。

5セット程行います。

うつ伏せになり、両腕にて上体を支えます

胸を張りながら上体を反らしていきます

整骨院、カイロプラクティック専門家による背骨の歪みの対処法

脊椎の彎曲は、例えわずかであっても、脊椎に関連する痛みや姿勢の問題を引き起こす可能性があります。

医学的には、曲線が10度を超える場合、脊柱側彎症と見なされます。

また突発性脊柱側彎症は、原因の多くが不明です。

ここからは、自分で対処できない後天的に側彎症になってしまった治療法について解説致します。

背骨を治す方法として脊椎矯正が体にもたらす影響

定期的な脊椎矯正は、健康維持に多くのメリットをもたらします。

カイロプラクティックケアの理論は、筋骨格構造を適切に調整することにより、身体が最大レベルで機能し、自然に治癒する力を発揮するというものです。

カイロプラクティックは、薬物治療や外科的処置なしで治癒治療を提供するための一つの選択肢です。

腰痛、背中の張り、肩こりなどを緩和する

背椎の位置がずれていると、背骨の長さ全体に均一に広がる圧力が歪む可能性があります。

この歪みを放置していると圧迫された神経部分の領域に急性腰痛が発生する可能性があります。

脊椎を自然な位置に正しい位置に安定させることで、この関節にかかる圧力を解放し、腰痛、背中の張り、肩こりなどを緩和することが可能となります。

首の痛みを和らげる

腰痛の治療と同様に、脊椎がずれていると突然激しい慢性の首の痛みを引き起こす可能性があります。

しかも慢性的な首の痛みは、生活の質に深刻な影響を与え、一貫した睡眠不足や姿勢の悪さによって運動機能の減少、頭痛や片頭痛を引き起こす原因となります。

したがって関節の可動域を改善し、関節の可動域を高める必要があります。

関節の可動性を高める

脊椎に問題がある場合、神経レベルの症状が軽度であれば、「凝り」「張り」「重だるさ」など体に何かしらの異変が症状として現れます。

更に神経レベルの症状が進めば、痛みに変化してきます。

この状態になるとおそらく曲げたり伸ばしたり左右に回したり捻じったりすると痛みは出現します。

重度の関節痛、靭帯の損傷、筋肉の緊張などの二次的な現象はすべて、脊椎のずれに起因する可能性があります。

そのため脊椎矯正によって、関節の可動域を正常に保つことでこれらの問題をすべて解決することができます。

これらの症状のいずれかに苦しんでいる場合は、脊椎専門の当院にご相談してください。

定期的な脊椎矯正によって、より強く健康な体を構築することができます。

正しく構造化された脊椎は、怪我をする可能性を大幅に減らすことに役立ちます。

 

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この記事を書いた人

大須賀 昭 Oosuga Akira

院長
資格柔道整復師免許(国家資格)

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