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「つらい腰痛の原因と治療及び4つの改善方法」
慢性的に腰痛があり、何とかして痛みを軽減させようと治療しているものの、改善せず困っているという人もいるのではないでしょうか?
腰痛は、少しの習慣である程度軽減させることもできますし、専門家に原因を突き止めてもらって根本治療をする方法もあります。
本記事では、腰痛の改善に役立つ基礎知識や、自分でもできる効果的な習慣、専門機関での治療方法などを紹介します。
目次
腰痛の改善を目指すための基礎知識
腰痛の原因や、腰痛を引き起こす疾患といった基礎知識について説明していきます。
腰痛の主な原因とは?
ここでは、腰痛について考えられる主な原因を説明致します。
腰痛は、脊椎部分に異常があるパターンと、ホルモン分泌といった間接的な原因があるパターンに分けることができます。
前者の原因として神経は腰から足にかけて腰椎を通過しているため、腰椎が何らかの理由で異常をきたしていると、神経が刺激・圧迫されて腰から下半身部分にかけて広い範囲で痛みやしびれが発生する原因になります。
直接的な原因の疾患として代表的なものは、「腰椎椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄症」
後者の間接的な原因として腰痛はホルモン分泌が異常になったり、血管性病変、脳梗塞などが原因で発生することがあります。
ただし、他にも複合的な要因によって痛みが引き起こされる場合もあるため、自己判断は難しいと考えられます。
腰痛の原因となる疾患とは?
ここでは腰痛の原因となる腰椎系の主な疾患である「腰椎椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄症」について説明致します。
腰椎椎間板ヘルニアとは、椎間板のなかにある「髄核」というゲル状の組織が外に飛び出して、隣接している神経を圧迫してしまうことで痛みやしびれの原因になる疾患です。
腰椎椎間板ヘルニアは、重いものを持ち上げたり、運動などで腰にかかる負担がきっかけで発生しやすく、長時間同じ姿勢をとることが多い人、また、喫煙、遺伝や精神的なストレスなどが原因になることもあります。
発症年齢としては、20代から40代の男性に多く発生しやすく、腰痛の原因となるものとしては一般的な疾患と考えられています。
腰部脊柱管狭窄症とは、腰のあたりにある脊柱管が狭くなって神経が圧迫されて痛みやしびれが発生する疾患です。
このようなケースによっては麻痺や、間欠跛行(かんけつはこう:痛みによる歩行障害)を伴うこともあります。
脊柱管は老化などが原因で狭くなるとみられ、中高年の男性に多く見られるケースがあります。
自分でもできる!腰痛を改善させる4つの方法
ここでは専門知識などがなくても自分で実践することが可能な、腰痛改善が期待できる方法を紹介致します。
方法1:栄養補給
ここでは腰痛の症状が慢性化しないためにも、腰痛改善が期待できる栄養補給について説明していきます。
栄養補給も腰痛に対処できるとされていることから以下のような食生活を意識することが骨や関節、椎間板、腰を構成する筋肉、靭帯などによい影響を与えます。
ビタミンB1・B6・B12は神経ビタミンといわれ、神経がうまく働くために必要な栄養素。特に、ビタミンB1は筋肉・神経の疲れを和らげる作用があります。
ビタミンEは、血行促進をし、筋肉の緊張をほぐす作用があります。
ビタミンB1やビタミンEは、長時間同じ姿勢を維持して筋肉・神経が疲れたときなどに摂ると効果的とされています。
筋肉を強化するには、筋肉を構成するたんぱく質が必要で、骨の強化にはカルシウムが必要不可欠なため、どちらも毎日とるようにすることが大切です。
方法2:ストレッチ
ここでは腰痛改善が期待できるストレッチの効果や方法について説明していきます。
ストレッチは背筋と腹筋を鍛えたり、腰椎部の弯曲を矯正して痛みを和らげる対処法として有効と言われています。
運動にストレッチを取り入れれば筋肉や神経をほぐすのにも適しているため血液の循環状態を改善できる可能性があるため毎日行うことで腰痛予防に役立ちます。
ストレッチ方法は、腰や下半身の柔軟をした後、仰向けの姿勢で休むように行うと良いです。
無理のない範囲で顔、肩、上半身の順に持ち上げ腹筋を鍛えることがポイントです。
その後、うつ伏せになって休み、無理のない範囲で頭、肩、上半身を持ち上げ背筋を鍛えるように行うと良いです。
ストレッチは朝と夕方の1日2回行うことで腰痛予防効果を持続することができます。
方法3:運動
ここでは、腰痛の改善に役立つ運動療法について説明していきます。
腰痛改善のための運動とは、体幹の屈曲運動を中心にストレッチや筋力強化訓練を行うのが効果的です。
腰痛になると運動不足になって筋肉や関節が衰えやすく、腰や背中の骨を支える力も落ち、改善が遅れるという悪循環になることがあるため、適度な体操やストレッチで日々関節を動かしておく習慣をつけておきましょう。
一方、もともと運動の習慣があり適度な筋力があれば、正しい姿勢を保てるため腰痛は改善しやすく、そもそも腰痛の予防にもなります。
また、運動をすれば筋肉の緊張をほぐして血行促進の効果もあるため、痛みも改善され回復も早くなることが期待されます。
運動は、あまり体に負荷をかけすぎないものが適しており、腰痛予防としてはウォーキングや階段上りも効果が見込まれます。
方法4:生活習慣の見直し
ここでは腰痛の改善に役立つ生活習慣について説明していきます。。
腰痛は姿勢、食生活、日常の行動など、あらゆる生活習慣によって影響を受けるとされていますが、特に腰痛の改善をする際は、日常の生活習慣の見直しが必要不可欠です。
節度のある食生活を心がけることも大切で、体重が重いと腰や背中の骨・筋肉に負担をかけて改善の妨げになる可能性があるため治療以外にもこういった積み重ねが腰痛の改善には必要となります。
正しい姿勢を意識することも重要で、筋力が落ちている人が楽な姿勢をとろうとすると、姿勢が崩れて無意識のうちに腰や脊椎に負担をかけてしまうことがあるため、仕事や日常での姿勢には常に気を付ける必要があります。
立つ場合は横から見たときに耳から肩・股関節・ひざ・くるぶしを結んだラインがまっすぐになるように自然体の姿勢を保つと良いです。
座る場合の姿勢は、お尻が背もたれに密着するように深く腰掛け、姿勢は軽くアゴを引き、背筋を伸ばしてお腹を軽く引き締めるにします。
それでも腰痛が改善しない場合の治療方法とは?
自分で対処をしても腰痛が改善しない場合や自己判断に自信がないときは専門家の知見を借りるのも有効です。
ここからは病院や整骨院・接骨院でどのような治療が受けられるかを解説致します。
整形外科での治療方法
ここでは整形外科で行われる治療法のうち、主なものを紹介致します。
薬物療法
ここでは薬物療法についての説明になります。
薬物療法とは、薬物を用いて痛みを軽減する方法で、腰痛の治療では医学的には中心的なものです。
当面は痛みを抑えて日常生活の負担を減らし、経過を診ながら改善を目指す際に使われることが多く、長期服用は医師の判断に委ねることになります。
使用する薬剤には、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)、神経障害性疼痛治療薬、麻酔薬などがあり、用途に応じてさまざまな種類があります。
薬物療法は「保存療法」と呼ばれることもあり、根本原因を取り除くわけでなく痛みやしびれなどの症状の軽減に焦点を当てた対処療法です。
理学療法
ここでは理学療法についての説明になります。
理学療法とは、物理的な刺激を与えたり、適度な運動をして生活の質(QOL)を保ちながら回復を目指す治療法です。
腰痛があると痛みのため運動不足になり、それが原因で筋肉や関節が衰えやすく、腰や背中の骨を支える筋肉が弱くなり、腰痛が悪化するという悪循環に陥ることがあります。
そこで、理学療法ではストレッチや筋力増強訓練を目的に運動をしたり、血行促進のために温熱療法を施すほか、電気刺激で痛みを伝える神経の働きを抑えるなどの治療を行います。
神経ブロック療法
ここでは神経ブロック療法についての説明になります。
神経ブロック療法とは、痛みが伝わる回路を遮断するために、痛みの発生点(トリガーポイント)付近の神経周辺に局所麻酔薬を注射する方法です。
麻酔薬が神経に作用するため、痛みが伝わる経路をブロックすることができ、一時的、あるいは、半永久的に痛みが和らぐケースもあります。
初期療法が効かず痛みが軽減されない場合や、激痛で耐えられない場合などに、慎重な検討のもと使われることがあります。
整骨院・接骨院での治療方法
ここでは、整骨院や接骨院で腰痛改善のために受けられる整体の治療を説明致します。
整骨院や接骨院などの整体でも腰痛やぎっくり腰に対処して症状を改善するための治療を受けられます。
整形外科は医師が診断や治療を行う一方、整骨院・接骨院では柔道整復師(国家資格)が治療を行います。
整骨院や接骨院で、技術のあるところでは理論にもとづいて神経圧迫の根本問題を解決していることもあり、当院「亀有ひまわり整骨院」の整体の方法「カイロプラクティック」では、レントゲン画像や問診・触診をもとに状態を正確に把握し、柔道整復師が保存療法ではなく手技療法で根本的な解決をサポートしています。
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などを原因とする坐骨神経痛に対しても改善の実績があり、腰痛の場合は改善に向けて効果的な治療を受けられます。
習慣と治療を活用して腰痛改善につなげよう!
腰痛を解決するには、栄養、ストレッチ、運動や生活習慣などすぐに始められる方法があり、それでも根本治療をしたい場合には病院や整骨院・接骨院で専門的な治療が受けられます。
腰痛を改善するには、体を支えている腰椎のズレを矯正し、痛みの原因となっている神経圧迫を取り除き、関節の動きを正常に戻し、椎間板を安定させることです。
一番先に行うことは、土台となる背骨を良くし安定させること、次に体を動かす筋肉と関節を開き伸ばしてあげることです。
腰痛の症状は様々ですが、その中でも朝起きた時の痛みは、慢性腰痛によく見られる症状の一つです。
関節面が狭くなったり、椎間板が弾力性を失ったり、薄くなったりすると、朝屈む時や靴下を履く時という、言わば体を前屈する姿勢が困難になってきます。
この症状は、椎間板や関節に何らかの状態で負担がかかっている状態です。
通常椎間板は、夜寝ている時に栄養を取り、元の椎間板に修復されていきます。
しかし、傷ついた関節や椎間板、神経が圧迫を受けたままの腰椎を放置していると椎間板は栄養をしっかり取れなくなり、弾力性が失われた状態のままになります。
腰痛に悩んでいる方は、その原因や改善方法を正しく理解しないといつまで経ってもその辛さから解放されません。
日頃の腰椎への負担と椎間板への栄養、回復がされていない状態のため、腰椎の疲労がピークに達しているサインです。
今まで何ともなかったのに、何故かと思うかも知れませんが、腰痛は急に起きたわけではないのです。
毎日、少しずつ腰椎や椎間板に負担がかかり、その結果腰神経が圧迫をうけ痛みが発生したのです。
単なる疲労や凝りは腰痛の原因ではありません。
疲労や凝りは、痛みを発生させる要因にはなりますが、一番大切なのは腰椎や椎間板の状態を正常に維持することが如何に重要かということです。
以上のようなことが改善されることで、今後の予防となる体操やストレッチを効果的に続ける事で再発しない体を維持することが可能となります。
本当に腰痛から解放されたいと思うのならば原因はどこからなのかとじっくり考えることです。
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