腰を曲げると痛い腰痛の原因と治し方

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「腰を曲げると痛い腰痛の原因と治し方」

腰を曲げる動作は、日常生活の中でも非常に頻度が多い動作です。 

この腰を曲げる動作により、背中や腰の筋肉が伸ばされ、関節や椎間板にストレスがかかります。

あまり、負担がかかり過ぎると骨が後方にずれるようになり、痛みや前屈みの動作が困難となります。

よく筋肉が硬いせいという理由で腰が曲がらないということを聞きますが、決して筋肉が硬いから曲がらないということはありません。

その理由はなぜでしょうか?

体を曲げたり、伸ばしたりする動作は、全て関節で行っているからです。

筋肉は、その関節を動かすため支えとなる部分なのです。

むしろ筋肉より、関節を正常な位置に保ち、可能域をしっかり確保することが重要な要素と言えます。

腰を曲げると痛む主な腰痛3つの原因

腰を曲げると痛い腰痛は、様々な原因によるものが考えられます。

以下に代表的な原因と対処法をいくつかご紹介しますが、腰痛は個人差がありますので、医師に専門的に相談することをお勧めします。

腰を曲げると痛い原因として以下の3つが考えられます。
①椎間板障害
加齢に伴いより関節にストレスがかかると椎間板がすり減り、骨の変性が起こります。

正しい姿勢を保ち、適度な運動をすることが重要です。
定期的に施術を受けることで症状を進行させず、安定を図ることができます。

椎間板が潰れる、関節が狭くなる原因と症状

②骨が後方にずれる
腰を曲げると痛いメカニズムとして骨組みが関わっています。
骨が後方にずれると脊椎の正常な配列に異常を来たし、椎間板にストレスがかかり、椎間板障害及び椎間板ヘルニアに移行する可能性が高くなってきます。

つらい腰痛にならないためには、椎間板障害が発生する前の段階で早期に対処することです。

③椎間板ヘルニア
椎間板が破損して内部のゼリー状の物質が飛び出す状態です。

椎間板ヘルニアでは、腰の椎間板が圧迫されることで神経が圧迫され、腰痛や坐骨神経痛が発生することがあります。

安静と物理療法、薬物療法、重篤な場合は手術も検討されることがあります。

腰痛を軽減し、再発を防ぐためには、以下のような予防策が重要です。

腰椎椎間板ヘルニアの症状をチェック!

対処法)

・正しい姿勢を心がけること。

・腰に負担のかからないように物を持ち運ぶ際は姿勢に注意すること。

・適度な運動を定期的に行うこと。

・硬い床やマットレスではなく、腰をサポートする寝具を使います。

・腰を保温して冷えを防ぎます。

しかし、腰痛は様々な原因が絡むことがあるため、自己判断での対処は避け、症状が持続する場合は必ず専門の医師に相談することが大切です

治療方法)
腰痛の場合、一時的に安静にして休息していることで症状が改善することがあります。

ストレッチや運動療法では、筋肉の柔軟性を高めるためのストレッチや、腰を支える筋肉を強化する運動を行うことが効果的です。

炎症を和らげるために、痛み止めや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を処方される場合があります。

また腰の炎症を抑えるためにアイシングを使用することもあります。

椎間板ヘルニアや慢性的な炎症の場合は、症状を改善するために手術が必要な場合があります。その際は専門家と相談して適切な治療を行うことが重要です。

腰痛の自己治療は、症状を悪化させる場合があるので注意が必要です。

腰痛が持続している場合や、痛みがひどい場合は、早めに医師に相談し、適切な診断と治療を受けられますようにしてください。

腰を曲げると痛い腰痛を改善するには

腰を曲げると痛い腰痛を元の腰に戻す方法には、腰椎矯正治療が必要になります。

多くの人は、マッサージやストレッチで筋肉を柔らかくすればよいと思っている方も少なくありません。

関節にロックがかかっているところにマッサージやストレッチを行うとかえって逆効果になってしまう可能性が高いのです。

硬くなった関節や筋肉を元に戻すためには、関節や筋肉が硬くなる仕組み、「骨がずれる」
ことについて詳しく知る必要があります。

「骨がずれる」と言うことを簡単に一言で表すと、「骨組み」です。

関節は守るために一生懸命筋肉が硬くなっているのです。

この関節を守る骨組みを戻すには、筋肉を伸ばしたりするのではなく、骨を元の正常の位置に戻す必要があります。

腰を曲げると痛い症状と対策

腰を曲げると痛い症状がある場合には、いくつかの原因が考えられます。

腰周辺の筋肉が緊張、炎症を起こしている可能性があります。

以下に代表的な原因と対策をいくつか紹介しますが、医師の診断を受けることが重要です。

1.筋肉の緊張や炎症
対策)
•一時的な安静と休息の間に、筋肉の緊張を考えることができます。
•アイシング(氷を袋にいれて腰につける)や温湿布を使って、炎症を軽減することができます。
•ストレッチや軽いエクササイズで腰周囲の筋肉をほぐすことも効果的です。

2.椎間板の問題

椎間板が損傷を受けている場合、腰を曲げると痛みを生じます。
対策)
•安静にして椎間板の回復を助けることが重要です。
•物を持ち上げる際は腰を使わず、膝を曲げて行うように心掛けましょう。
•特に重いものを引き上げる場合は、他の人に代わってもらうか、適切な機械を使うことが大切です。

3.脊椎の歪みの問題

脊椎の歪みによって姿勢の乱れが生じ腰の痛みが発症します。
対策)
•良い姿勢を守るために、背筋を伸ばす、腹筋を鍛えることが重要です。
•日常生活で姿勢に気を付け、椅子やデスクの高さなどを調整することで姿勢を改善することができます。
•整体やカイロプラクティックなどの専門家にご相談し、脊椎の歪みを整える。

これらの対策は、個人の症状によって適した対策が異なる場合があります。

症状が重い、しばらく続く、腰以外にも異常な症状がある場合は、早めに医師の診断を受け取ることをお勧めします。

坐骨神経痛にならないための姿勢の保ち方

正しい姿勢を保つことは、坐骨神経痛の予防に役立ちます。

以下は、姿勢を改善して坐骨神経痛を予防するための一般的なアドバイスになります

1.正しい座り方

椅子に座る際は、背中を直立させ、たまには腰をしっかりと受け止めるよう心掛けましょう。

足は床にしっかりとつけ、膝は90度の角になるように調整します。

2.正しいデスク環境

デスクワークをする場合は、デスクと椅子の高さを調整して、画面の前に正しい姿勢で座ることが重要です。

モニターは目の高さにくるように配置し、キーボードとマウスも扱いやすい自然な位置になるように配置します。

3.正しい寝具

寝具は身体のサポートを提供するために重要です。

就寝時間には、正しいマットレスと枕を選び、身体のクッションをしっかりサポートしてください。

4.適度な運動

筋肉を強化し、柔軟性を高めることで姿勢をサポートできます。

特に背中や腰の筋肉を鍛えるエクササイズを取り入れることが重要です。

5.重い物の運搬

重い物を持ち上げる際は、膝を曲げてしゃがむように、背中に負担がかからないように注意してください。

6.休憩

長時間同じ姿勢でいると筋肉が疲労し、姿勢が崩れる可能性があります。

デスクワークなどの姿勢で長時間座る場合は、定期的に休憩を取り、立ち上がって身体を動かしましょう。

7.ストレッチ

日常的にストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を整え、姿勢を改善することができます。

もし坐骨神経痛がすでにある場合は、上記の対処法だけでなく、医師や専門家に相談して適切な治療を受けることをおすすめします。

坐骨神経痛5つの診断と診断チェック方法を解説

腰痛の危険度セルフチェック方法と対処法

腰痛は一般的な問題ですが、多くの場合は軽いものですが、重大な原因もありますので注意が必要です。

以下に、腰痛の危険度を自己チェックする方法と対処法をいくつか紹介しますが、腰痛が持続する場合や他の症状がある場合は、早めに医療専門家に相談することが重要です。

【腰痛の危険度セルフチェック方法】
1. 痛みの程度:軽度な痛みであるか、重度の痛みである評価します。
痛みが軽減、日常生活に支障をきたしている場合は注意が必要です。

2. 痛みの頻度:腰痛が定期的に発生し、持続しているかを確認します。
頻繁に腰痛が起こる場合は、原因を特定するために医師の診断を受ける必要があります。

3.他の症状の有無:腰痛だけでなく、下記のような他の症状があるか確認します。
•足のしびれ
•体重や発熱の減少
•排尿や排便の異常
•腰回りの感覚の喪失
•半身違和感
これらの症状がある場合は、まず医療専門家に相談する必要があります。

【腰痛の6つの対処法】
1.休息と正しい姿勢

腰に負担をかけないように休息し、過度な姿勢を気にしましょう。

2.氷と温熱療法

炎症がある場合は氷を当てて痛みを緩和し、筋肉の緊張がある場合は温湿布を使うことが有効です。

3.薬物療法

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤を使用することで、痛みを遠慮することができます。
4.療法

腰痛の緩和に適した運動やストレッチを行うことで、筋肉を強化し、姿勢を改善することができます。

5.生活習慣の見直し

重い物を高める際は姿勢に気を付け、運動を習慣化し、バランスの取れた食事を摂ることが大切です。

6.専門家の診断

症状が続く場合や他の症状がある場合は、整形外科医やリハビリテーション専門家に相談することが重要です。必要に応じて画像検査や詳細な検査が行われることもあります。

前屈型腰痛の症状と改善方法

前屈型腰痛は、腰の筋肉や椎間板に対する過度なストレスや負担によって起こる一般的な腰痛の症状です。

前屈型腰痛の一般的な症状と改善方法をいくつか挙げてみますが、具体的な症状については個人差がありますので、痛みが強い場合や途中で続く場合は、医師に相談することをお勧めします。

症状)
1.腰の痛み

特に前に屈んだり、長時間同じ姿勢を保ったりすると、腰に痛みが生じる姿勢がある。

2.突然の痛み

活動中に突然強い痛みを感じることがある。

3.長時間座っていると体調不良

長時間座っていると腰痛が起こることがある。

4.腰のこわばり

腰の周囲の筋肉がこわばったり、硬くなったりすることがある。

改善方法)
休息と適切な姿勢: 痛みが強い場合は、腰部に負担がかからないように休息し、適切な姿勢を留意することが重要です。

長時間座っている場合は、適宜に立って体を動かすことが必要です。

1.温熱療法

腰部に温熱パッドを当てたり、温かいシャワーを浴びたりすることで、筋肉の緊張を一時的に行うことができます。

2.腰部のストレッチと強化運動

柔軟性を高めるためのストレッチや腰部を強化するための運動を行うと、腰痛の改善に効果的です。

3.矯正治療

サブラクセーションを矯正することで痛みと腰部への負担を減らすことができます。

4.医療的治療

軽度の腰痛であれば自己管理で改善することができますが、痛みが強い場合や早めに続ける場合は、医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

上記の方法は一般的なアドバイスですが、個人の症状や体質によって効果が異なる場合もあります。必要に応じて医師に相談し、適切な治療を受けてください。

腰痛の癖に気をつけて、正しい姿勢を保つ方法

以下に、腰痛を予防・軽減するための姿勢の注意点と方法をいくつかご紹介します。

方法が異なる場合がありますので、具体的な症状に合わせて医師に相談することをお勧めします。

1.正しい座り方

椅子の席に背中をしっかりと密着させて座らせます。

膝を90度に曲げ、両足を床につける。

足を渡らせないように。

2.正しい立ち方

足を余裕度に広げて、体重を両足に均等にかけます。

背筋を伸ばし、肩を後ろに向けるようにします。

3.ベッドやマットレスの選び方

腰をしっかりと支えるマットレスを選びます。

硬すぎず、柔らかすぎない適度な硬さのものがおすすめです。

4.リフト時の注意

重いものを持ち上げる際は、膝を曲げて腰への負担を軽減します。

重心を腰ではなく、脚にかけるよう心掛ける。

5.モバイルデバイスやコンピュータを使う際の姿勢

デバイスを目の高さに耐えられるように、首を無理に曲げません。

長時間の使用は避け、定期的に休憩します。

6.腰を冷やさない

寒冷地での活動や寒い場所では腰を保温することが大切です。

7.運動とストレッチ

腰周りの筋肉を強化する運動を取り入れます。

腰や背中のストレッチを行い、柔軟性を保ちます。

8.ダイエットと健康な体重の維持

過重は腰に負担をかけるため、適切な体重を維持することが重要です。

これらの姿勢や習慣を意識することで、腰痛の症状を軽減し、予防することができます。

まとめ

腰を曲げて痛む腰痛は、単に腰の筋肉だけにアプローチするのではなく、もっと深層にある骨にアプローチする必要があります。

筋肉が硬くなっている原因は、関節を守るための防御反応なのです。

このような状態を放置していると、ちょっとした姿勢や動作で痛みを感じます。

自分で出来るストレッチ方法もありますが、是非治療家による本格的な矯正も一度体験してみて下さい!

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この記事を書いた人

大須賀 昭 Oosuga Akira

院長
資格柔道整復師免許(国家資格)

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