立ち上がる時に膝が痛い!膝痛の原因と対策

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「立ち上がる時に膝が痛い!膝痛の原因と対策」

イスから立ち上がる時や階段を降りる時に膝が痛いなど、日常生活で膝に体重が乗るという、ごくわずかな動きをしているだけなのに膝が痛むという事はないですか?

立ち上がる時に膝が痛むという悩みを抱えている人は非常に多く、それに伴い膝が痛いからといってあまり関節が動かさないとかえって筋力低下を起こし、膝を動かすことが困難になってきます。

病院でレントゲンを撮ってもらっても「年相応の変形ですね。」とか「骨に異常はありませんから様子を見ましょう。」と言われ、結局痛め止めの薬と湿布で様子を見る日々を過ごす人が多いのが現実です。

でも、なぜ立ち上がりの時に膝に痛みが発生するのか?その仕組みやメカニズムを理解出来ている人は少ないかと思います。

ここでは立ち上がる時になぜ膝に痛みが出るのか、その原因と対策について解説致します。

立ち上がる時の膝の痛みの原因、40代で膝が痛い原因と膝が痛い病気とは?

膝周辺には多くの筋肉をはじめとして靭帯や半月板と呼ばれるクッションなど様々な組織が集結しています。

そのような中で、特に痛みと関係しているのが筋肉です。

病院でレントゲンを撮っても骨には異常がなく、ハッキリとした原因が分からない場合には、筋肉に対してストレスがかかり、膝の痛みを引き起こしている可能性が非常に高いのです。

年をとっていくと膝の間にある軟骨が擦り減り、膝自体が変形したり、膝の隙間が狭くなったりしますが、そのような症状があっても、膝に痛みが無い人はたくさんいます。

立ち上がる時や膝に体重がのった時に感じる痛みに強く関係しているのが、筋肉では太ももの前側の大腿四頭筋という筋肉が主に挙げられます。

大腿四頭筋とは

大腿四頭筋とは、太ももの前側にある筋肉で、膝を伸ばしたり、立ち上がったりした時に脚が踏ん張れるのはこの筋肉がしっかりと働いてくれるためです。

大腿四頭筋は骨盤から膝のお皿の下まで付いている大きな筋肉で、名前の通り4つの筋肉が集まって作られています。

大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋の4つからなり、ご年配の方で立ち上がれなくなったりするのは、ここの筋肉が低下したために引き起こされるケースが多いのです。

また立ち上がる時に膝に痛みが出る原因は、病院に行くと加齢によって筋肉が落ちたからとか、年齢だから仕方がないとか、軟骨が擦り減ったからと言われます。

ですが、実際に痛みが出ているのはそうでは無く、身体のバランスや、膝周りの硬さなど何か体で異常が起きており、それが原因で膝周りの筋肉に負担がかかり筋肉が硬くなってしまう事によって痛みが出る事の方が多いのです。

加齢による筋力低下や軟骨の変形

私達人間の筋力は、何もしないでいると実は20代をピークに低下していく一方です。

それに加えて年齢を重ねていくと水分量も減っていくので膝の軟骨も薄く弱くなっていきます。

そこで病院では膝にヒアルロン酸を直接注射したりしますが、人によって効果は様々です。

また、筋力が落ちてしまうとバランスがとり辛くなり、ちょっとした動きや歩く、走るという動作が出来なくなってくるだけでなく、動く事に対する恐怖心も生まれてきてしまうのです。

40代で膝が痛い原因と膝が痛い病気とは?

膝周りの筋肉が硬くなる原因

日常生活のクセの問題で左右どちらかに重心をかけて立ってしまうクセがあると膝の関節の重心が崩れてしまい、膝を支えている筋肉にストレスがかかってきます。

きちんと左右バランスよく体重を乗せないと筋肉はだんだんと硬くなってくるのです。

その結果、筋肉の柔軟性が失われ、血流も悪くなり滑らかに動かなくなり、筋肉や膝の組織に摩擦が起こり痛みを伴いだします。

重心がずれて骨盤に体重がのっていない

身体の中心となり土台でバランスを保っているのが骨盤です。

左右バランスよく体重がのることで身体の動きをスムーズにコントロールしていますが、それが崩れることにより膝の関節に余計なストレスを引き起こします

正しく体重がのらないことにより、関節の中の摩擦が大きくなり、その結果関節の変形が進行しやすくなってしまいます。

その余計な動きの結果として膝周りの筋肉にストレスがかかり、筋肉が硬くなることやバランスが崩れ膝の痛みを引き起こすのです。

日常生活の中の原因

常にどちらかに重心を傾けてしまうクセがあると関節はバランスを保てません。

その状態が続いてしまうと、身体を支えようと頑張りすぎる為に膝の筋肉が傷んでしまいます。

重心が崩れるのは日常の動きが原因となっている事もありますし、逆に崩れてから動きがおかしくなっている場合もあります。

どちらが先なのかは分かりませんが、普段の立ち方や、日常生活の過ごし方を見直していく必要があります。

曲げると痛い膝の痛み、膝が腫れて曲げると痛い、正座から立ち上がる時膝が痛い時、内側の膝痛対処法

膝に痛みの中でも多い内側の痛みを起こす疾患には、変形性膝関節症、半月板損傷、靭帯損傷などがあります。

半月板損傷、靭帯損傷は、若い年代でも見られる疾患ですが、変形性膝関節症は中高年から高齢の方に見られる疾患です。

曲げると痛い膝の痛みの対処法

痛みはあるが、膝が曲げられる状態の場合、変形がない若しくは軽度、半月板損傷、靭帯損傷に影響がない状態を思われます。

筋力強化と、曲げられる範囲で可動域運動をしておきましょう。

痛みがあり、膝がある角度から曲がらない状態の場合、変形が進行し、半月板損傷もしくは靭帯損傷がある状態が疑われます。

詳しい診断は、レントゲン写真等を確認してから、対処するとよいでしょう。

膝が腫れて曲げると痛い時の対処法

膝が腫れて曲がらない状態の多くは、軟骨の摩耗=すり減りによる炎症などの原因により痛みがあります。

症状が進行すると、膝の動きは制限されて、膝の曲げ伸ばしが困難になります。

痛みがあり、膝がある角度から曲がらない状態の場合、変形が進行し、半月板損傷もしくは靭帯損傷がある状態が疑われます。

詳しい診断は、レントゲン写真等を確認してから、対処するとよいでしょう。

正座から立ち上がる時膝が痛い時、内側の膝痛対処法

軟骨摩耗によって関節の変形が進行すると膝が曲がり、O脚変形が生じ、主に膝の内側に痛みを訴えることになります。

このような症状になると、立ちあがる時、歩き始め、長時間の歩行、階段の上り下りができなくなり、筋力低下が起こり、ますます症状が進行していきます。

痛みがあり、膝がある角度から曲がらない状態の場合、変形が進行し、半月板損傷もしくは靭帯損傷がある状態が疑われます。

詳しい診断は、レントゲン写真等を確認してから、対処するとよいでしょう。

筋力強化と、曲げられる範囲で可動域運動をしておきましょう。

膝の痛みの症状、簡単チェック!

現在、膝の痛みはどのレベルかチェックしてみましょう。

下記項目の中で当てはまるものにチェックしてみましょう。

あなたの膝の具合はどう?

・膝が腫れる

・膝の内側を押すと痛い

・立ち上がるときに痛い

・歩き初めるときに痛い

・階段の上がり、下がりのときに痛い

・正座ができない

・30分以上歩くと膝が痛い

・膝を動かすと音がする

もし3つ以上該当する症状があれば、医療機関を受診した方がよいでしょう。

膝が痛い時のストレッチ

原則として痛みがあり、運動痛がある場合は、ストレッチは控えた方がよいでしょう。

関節の可動域がある程度確保できた状態であれば、出来る範囲で行ってみることも可能でしょう。

しかし関節面に痛みが生じるような場合はストレッチは、行わないほうがよいでしょう。

ひざの痛みを解消するストレッチ

変形性膝関節症におすすめのストレッチ

 

ひざをかかえて行う下半身(臀部、太もも)のストレッチです。

膝の可動域を確保するため行います。

※膝に熱感、腫れがある場合は行わない

1、膝をかかえた姿勢から、胸の方に引き寄せます。手は支えるだけで、手の力で引き寄せないことです。膝の角度は、曲がる範囲までの状態で行います。

2、反動をつけずに、ゆっくりと行いましょう。

3、1日、片脚ずつ各10~20回行います。

膝内側の痛み・膝の痛みを治すための対策

立ち上がる時に感じる膝の痛みを治すための対策

立ち上がる時の膝の痛み軽減方法

立ち上がる時に膝が痛いということは、正しく体重がのっていない、筋肉が固まっている等の問題が生じています。

まず簡単に出来る事は立ち上がる時にちょっとしたことに気を付ける事です。

座っている状態の時につま先を真っ直ぐに向ける

これは体重を正しくのせるための準備になります。

つま先の向きがバラバラだと体重をのせる時にうまく膝の関節にのらないです。

両手でしっかり膝を押さえる

ここが重要なポイントです。

多くの方は膝に体重をのせると痛みが出るので手で立ち上がろうとします。

どこか掴まるところがあるとそれに頼って立ち上がろうとするので、重心が崩れた状態で立ち上がる為、これをしている限りは膝の関節の状態は整いません。

目線を下げずにまっすぐ見る

 立ち上がる時に抗する事で骨盤に体重がのりやすくなります。

骨盤に正しく体重をのせて、膝で関節をサポートして重心を安定させているのでバランスが取り戻されていきます。

すごく簡単な事ですがこれらを意識して継続していく事で痛みが軽減されることが多いです。

ぜひ試してみて下さい!!

 

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この記事を書いた人

大須賀 昭 Oosuga Akira

院長
資格柔道整復師免許(国家資格)

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