つらい頭痛...首の痛みも伴う頭痛の治し方
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「つらい頭痛...首の痛みも伴う頭痛の治し方」
なかなか治らない首の痛みやつらい頭痛に悩まされていませんか?
首の痛みもつらいですが、頭痛が続くのはもっとつらいにものです。
つらい頭痛が続くと気持ちも落ち込んでしまいます。
特に困るのが頭痛薬を飲んでも治らない場合や何日かで治ると思っていて放置していたら全然治らない場合です。
今回は首の痛みに伴う頭痛の原因と治療法についてお伝えします。
目次
首の後ろの痛みと後頭部の頭痛の関係性と原因と
首の後ろの痛みと後頭部の頭痛との関係性
首の後ろの痛みが出てなおかつ後頭部の頭痛も伴う症状として「後頭神経痛」という病気があります。
・片方の首から後頭部・頭頂部にかけて痛みが生じる
・後頭部にチクチク、ズキズキとした痛みがある
・耳の後ろ側に痛みがある
これらの症状があるようであれば後頭神経痛が疑われます。
後頭神経痛が起きる原因は猫背などの姿勢や頸椎の変形、長時間のデスクワークでパソコンに向かう姿勢を長時間続けること、精神的なストレスも発症の原因となります。
後頭神経痛の原因は
なぜ後頭神経痛が猫背などの不良姿勢や長時間の同じ姿勢、精神的なストレスによって起きてしまうかを解説致します。
これらの原因はすべて首が前に出てしまう「ストレートネック」を引き起こします。
つまり首が前に出ている状態ですね。
猫背姿勢や長時間のデスクワークだと首が段々前に出てくるのは分かりますが、精神的なストレスがある時人間は前かがみの姿勢になります。
そうすると不良姿勢の時と同じようにストレートネックの状態になってしまいます。
この状態になると、首と後頭部の付け根にある「後頭下筋」が非常に緊張してしまいます。
後頭下筋は大後頭神経に神経支配されているので後頭下筋が緊張すると後頭神経も刺激されてしまいます。
そうすることにより後頭神経痛が起きてしまうのです。
場所によって違う原因別の頭痛の種類
片頭痛
何らかの理由で脳の血管が拡張して起こるのが片頭痛です。
片頭痛は特に30代の女性に多く、5人に1人は片頭痛持ちとも言われています。
片頭痛が起こる誘因としては、仕事のない週末で心身のストレスから解放された時や、寝不足、寝すぎ、疲労、女性ホルモンの変動、光や音の強い刺激などがあります。
片頭痛の特徴は、こめかみ辺りから目のあたりがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛む、体を動かして頭の位置を変えると増幅することです。
片頭痛というぐらいなので片側に出ることが多いですが、人によっては両側に出る方もいます。
こめかみ辺りから目の辺りに拍動に合わせて頭痛がし、頭の位置を変えることで痛みが変わるようであれば片頭痛を疑いましょう。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は頭の横の筋肉である側頭筋や、首肩周り、肩甲骨の歪み等、筋肉の緊張によって起こります。
特に緊張型頭痛のなかでも多いのが、首と頭の付け根にある後頭下筋が緊張することにより、後頭部の神経である後頭神経が刺激されることにより起こります。
緊張型頭痛の特徴は、午後から夕方、仕事終わりにかけて、目の疲れや倦怠感などとともに現れやすく、後頭部から首の後ろを中心に頭全体や後頭部が締め付けられるように痛みます。
仕事終わりの夕方や夜にかけて肩こり感が強くなり主に後頭部に出るような頭痛は緊張型頭痛を疑いましょう。
吐き気や頭痛はない?頭痛、めまいの原因とチェック方法
吐き気やめまいが伴う頭痛は危険?
頭痛の程度は様々ですが、人によって頭痛の際に吐き気やめまいを伴う方もいます。
吐き気やめまいが一過性で、すぐに収まるようであれば問題なく片頭痛の際に吐き気を伴う場合もありますが、以下のサインがあるようであれば早急に医療機関へ受診しましょう。
□突然のカナヅチで打たれたような激しい頭痛
□回数を重ねるごとに頭痛が強くなる
□頭痛に伴って手足がしびれる
□痙攣や発熱を伴う
□意識がもうろうとする
頭痛と鑑別しないといけないのは脳出血、脳梗塞、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍などです。
今までとは違いとにかく「これまでに経験したことのない頭痛」ならばすぐにでも医療機関を受診してください。
頭痛の種類のチェック方法
同じ頭痛でも「片頭痛」と「緊張型頭痛」では対処法や予防法が違います。
あなたがどちらのタイプの頭痛なのかチェックしてみましょう。
片頭痛
□「ズキンズキン」と心臓の拍動に合わせるように頭痛がする
□体や頭の位置を動かすと頭痛が酷くなる
□頭痛時に吐き気がしたり、光や音に敏感になる
□家族に片頭痛の人がいる
□月に数回起こり、数時間~3日間ほど頭痛が続く
緊張型頭痛
□後頭部や頭の両側が締め付けるような痛みがある
□体や頭の位置を動かしても痛みが変わらない
□頭痛が起きても吐き気やめまいは伴わない
□頭痛はあってもなんとか仕事はこなせる
各々上記にあてはまるものがあればどちらかの頭痛の可能性があります。
また頭痛が起きやすいシュチュエーションや起きやすい時間帯などをご自身でも把握しておくと病院や整骨院などで治療する際にも役立つので覚えておくといいですよ。
すぐにでも頭痛を治す・和らげる方法
頭痛は冷やすのと温めるのとどっちがいい?
そこまで酷くない場合の頭痛は、実はどちらでもよくなることがあります。
よく「温めると片頭痛に悪い」「冷やすと緊張型頭痛に悪い」と言われますが、外から冷やしたり温めたりしても頭の中の温度は変わることはありません。
緊張型頭痛の場合は、筋肉のコリから発症する頭痛なので首や肩周りを温めることによって筋肉がほぐれると頭痛も楽になることもあります。
基準にしてもらうといいのがお風呂です。
お風呂に入ると頭痛が少しでも楽になるのであれば緊張型頭痛の可能性があり、筋肉がほぐれることによって頭痛が軽減されるので、その場合は首・肩周りを温めるといいでしょう。
頭痛に効果的なツボ
ご自身でも治療することが出来る頭痛に効果的なツボを紹介したいと思います。
百会(ひゃくえ)
ちょうど頭のてっぺんに百会というツボがあります。
この場所は固くなっていると頭痛の原因になりやすいです。
頭のてっぺんの一番固い所を探してその場所を押すだけでも効果はありますが、その固い場所を中心に左右に開いてあげるようにマッサージするとより効果的です。
攅竹(さんちく)
攅竹は目頭の少し上の眉毛の端っこ辺りにあるツボです。
目の疲れから肩こりが起き頭痛になっている方は、特にこの攅竹が固くなりやすいので攅竹を少し目の奥に入れるよう優しくマッサージしてあげると効果があります。
片頭痛、緊張型頭痛の予防法
片頭痛の予防法
片頭痛は何よりも生活の工夫である程度予防することが出来ます。
食事ではイタリア料理に含まれていることが多い、オリーブオイル、チーズ、ハム、サラミ、赤ワインなどは血管を収縮・拡張させる物質が入っているので気を付けましょう。
また、光や音・においも片頭痛の引き金になるので、映画館やカラオケボックスや喫煙スペース等のスポットにはなるべく近づかないようにするなどして工夫しましょう。
緊張型頭痛の予防法
緊張型頭痛の予防法は何よりも長時間同じ姿勢で猫背にならないようにすることです。
その為には、30分から1時間に1回は背筋を伸ばしたり、身体を動かしたりして、姿勢を正すように気を付けましょう。
また、首肩周りの筋肉が緊張していると頭痛になりやすいため日頃からしっかりとお風呂に入って温めること、肩周りのストレッチをするようにしましょう。
まとめ
片頭痛と緊張型頭痛は同じ頭痛でも原因や対処法、予防法は変わります。
自分の頭痛がまずどちらの頭痛なのかチェックし、いつ、どういった時に頭痛が出てしまうのかを把握することが大切です。
そこをしっかりと見極めることが頭痛改善への第一歩です。
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