腰椎椎間板症の症状、治療及び治療期間と安静期間

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「腰椎椎間板症の症状、治療及び治療期間と安静期間」

腰椎椎間板症とは、腰痛を引き起こす可能性のある3つの変性疾患を指します。

その3つは主に椎間板内破壊、椎間板変性、椎間関節不安定性です。

症状には、6週間以上続く腰痛、時間の経過、運動とともに悪化する痛み、臀部と太ももの痛みが含まれます。

治療には、薬物療法、手術、又は理学療法が含まれる場合があります。

軽度の腰痛であれば、ほとんどの場合、特別な画像検査や治療は必要ありません。

まずは、現在深刻な腰痛の原因を取り除くことが重要です。

何が腰痛を引き起こす可能性があるのかを症状や痛みのサインから正確な情報を知る必要があります。

ここからは、腰痛疾患の中でも非常に多く遭遇する椎間板症の治療と治療にかかる期間について解説致します。

是非参考にして見て下さい。

腰椎椎間板症の症状とは

腰椎椎間板症は、特に中高年から高齢者の腰痛で非常に多い疾患です。

また腰椎椎間板疾患の症状の多くは、男女の差は特になく20歳から50歳で慢性腰痛の訴えを抱えている人に発症しやすい症状です。

この椎間板疾患の原因は、外傷の既往歴がなく発症する可能性が高い傾向があります。

主に椎間板の損傷は、座ることや前屈する姿勢や動作によって悪化することが多くあります。

腰の痛みは、局所的に圧痛を感じることがあります。

幸いなこと症状によって適切な処置をしていれば、腰痛のほとんどが治療に関係なく、自己管理によって約6週間以内に解消していきます。

一方では、痛みが持続的で約6週間以上続く場合があります。

6週間続く症状として主な原因があります。

脊椎の不安定性や骨のずれを放置していると脊椎の変性変化が進み、やがて内部椎間板破壊から変性椎間板疾患と関節の不安定性が進行するにつれて、腰椎椎間板疾患の症状はさらに悪化します。

特に数ヶ月にわたる腰痛は、内部椎間板の破壊により、腰に鈍痛を感じます。

また腰の痛みは、運動に伴い悪化します。

このような状態が進行すると椎間板変性の痛みが腰と太もも、背中まで痛みが広範囲に現れるようになります。

脊椎不安定性や骨のずれが生じることで、ほとんどの人が下肢に広がる、いわゆる坐骨神経痛を発症することになります。

この腰の痛みやお尻の痛みである坐骨神経痛は、主に運動と歩行で増強します。

腰椎椎間板症の原因は何ですか?

腰椎椎間板疾患は、加齢するにつれて生じる正常な変性変化によって引き起こされます。

腰椎の運動セグメントは、2つの椎体、椎間板及び2つの椎間関節で構成されています。

椎間板は、脊椎のクッション「ショックアブソーバー」として機能し、そのほとんどが水分でできています。

これにより、椎間板はクッションのような特性を維持しています。

ただ椎体と椎間板及び椎間関節の不安定性や高齢が重なると椎間板の水分が失われます。

このような状態が起こると、椎間板外側の層に亀裂や裂け目ができやすくなります。

これらは最も多い腰痛の原因となります。

これが内部椎間板症の始まりです。

椎間板の外層に亀裂が入ると椎間板は通常の水分を失うため、脊椎にかかる荷重のクッションとして機能する能力が低下します。

最終的には椎体と脊椎の椎間関節の両方に椎間板の崩壊と変性の変化をもたらすようになります。

この椎間板のメカニズムを理解して頂ければ、このような椎間板損傷がいずれ起こる可能性が予測できることでしょう。

腰椎椎間板疾患の最終プロセスは、変性変化が脊椎の靭帯及びその他の軟部組織拘束の破壊につながる時に発生します。

これは椎間関節の不安定性として知られており、通常の構造的安定性が失われた時に起こります。

腰椎椎間板症に必要な安静期間はどのくらい?

軽度の症状の場合、安静に最適な期間は通常2日間から2週間です。

安静に必要な期間は、軽度から重度の症状によって当然変わります。

保存療法では、椎間板のグレードによっておおよその目安があります。

また手術療法には、術式によって安静期間が異なります。

腰椎椎間板症で痛み止めの効果がある時と効かない時はどのような時?

椎間板疾患では、痛みへの対処に役立つ薬の服用をする場合があります

症状の重症度によってその必要な薬が処方されます。

また、薬の種類は痛みが急性か慢性かによって違いが生じます。

薬の服用に関しては医師に相談してから服用することです。

椎間板疾患の市販薬

アセトアミノフェン
タイレノールは、良好な鎮痛剤であることが証明されている薬剤の一種であるアセトアミノフェンです。

ただし、炎症を軽減するのには役立ちません。

アセトアミノフェンは、脳の痛みの知覚を本質的にブロックすることで機能し、痛みの炎症に役立つ場合があります。

市販の非ステロイド系抗炎症薬(NSAID )
痛みを和らげながら腫脹、炎症を軽減するのに役立ちます。

NSAIDの服用には、抗炎症効果をもたらすまで、しばらく服用する必要があります。

つまり、NSAIDは、痛みを感じたときに服用しても効果的ではありません。

NSAIDは、体内に蓄積し、炎症を抑える働きがあるため、NSAIDは慢性疼痛の患者に適しています。

椎間板疾患の処方薬

抗うつ薬
意外なことに抗うつ薬は、脳に向かう途中で痛みのメッセージをブロックするため、痛みの治療に効果的な薬になります。

また、天然の鎮痛剤であるエンドルフィンの体内生産を増加させるのにも役立ちます。

抗うつ薬は睡眠を改善するのにも役立ちます。

筋弛緩薬
筋肉のけいれんが原因の慢性腰痛がある場合は、けいれんを止めるのに役立つ筋肉弛緩薬が必要な場合があります。筋弛緩薬も睡眠に役立つことがあります。

薬を服用する際の注意点

すべての薬と同様に、薬を服用する際には医師のアドバイスに正確に従う必要があります。

決して市販薬と処方薬を混ぜないことです。

椎間板疾患に対する脊椎注射

硬膜外ステロイド注射
最も一般的な注射の1つです。

硬膜外ステロイド注射は、主に脊椎と神経根を覆う膜を囲む空間である硬膜外腔を対象として行われ、椎間板ヘルニアによる腰痛を軽減するのに効果的です。

この注射は、一般的に2、3回の注射が必要な場合がありますが、ステロイドの副作用があるために、それ以上は行われません。

椎間関節注入
椎間関節ブロックとも呼ばれ、椎間関節の1つ又は複数が痛みを引き起こしている場合に行われます。

強力な抗炎症薬が関節内に注入されます。

薬は、炎症を和らげ、関節痛を和らげる効果があります。

腰椎椎間板症で仕事を辞める必要はあるのか?

椎間板疾患が仕事に与える影響は、職種によっては様々でありますが、多くは治療と休養によって復帰することは十分に可能であると考えます。

椎間板疾患は、脊椎の椎骨の間にある柔らかくてクッション性のある椎間板が時間とともに破壊され、多くの症状を引き起こす脊椎障害です。

もし肉体的な仕事又は座りがちな仕事で働いている場合、椎間板疾患の痛みによって精神的及び肉体的な仕事の両方を妨げる要因となってしまいます。

この痛みを改善することができるかどうかは、症状の程度と神経及び筋肉損傷レベルによって決まります。

スケジュール通りに治療及び休養を保持できないと神経と筋肉の痛み及び脊椎の柔軟性を保つことが難しいと思われます。。

腰椎椎間板症は保険が適応か?

Q1:腰椎椎間板症の場合、整骨院での治療は保険が適用されますか?
A:保険は適用されません。

腰椎椎間板症の治療期間と治療方法

脊椎疾患を患い、まず早期に治したい気持ちが先走り、すぐ手術をするケースがありますが、そこは焦らず保存療法と手術の適応かをよく見極め治療方法を進めていくことです。

ここからは、保存療法と手術療法の治療期間とその方法について解説致します。

腰椎椎間板症の治療期間

手術を考えている方

手術は下記症状がある場合が主な手術適応の症状です。
①急性の膀胱直腸障害
②徒手筋力テスト(MMT)では、進行する神経脱落症状がMMT3以下の筋力低下
③2~3ヶ月程度の十分かつ積極的な保存的治療が無効の場合
④患者が手術を希望する場合

などが手術適応の基準となる指標であります。

腰椎椎間板ヘルニアによる神経根症は、90%程度が神経ブロックなどの保存的治療に反応する病態であり、手術をする可能性は全体の約3%の確率です。

手術はしたくないので保存療法をお考えの方

椎間板疾患の中でも椎間板ヘルニアに対する有効率は短期的には手術療法が保存療法よりやや有効ですが、治療後4年以降は保存療法と手術療法との間に優位差がなく、統計的に長期的な結果から手術療法も保存療法も変わりはありません。

MRIによる追跡調査でも椎間板ヘルニアの自然消失、縮小が起こることが観察されており、神経ブロック療法を施行し、1年間保存的に治療した報告では78%でヘルニアの縮小が認められています。

椎間板ヘルニアのサイズが大きいもの、遊離脱出したもの、造影MRIでリング状に造影されるものは自然縮小、消失しやすいと思われます。

このように椎間板ヘルニアは保存療法で自然治癒しやすい疾患と言えます。

腰椎椎間板症の治療方法

腰痛疾患の場合、レントゲン写真やMRI画像により何らかの椎間板障害が確認できた時の治療の進め方になります。

治療に当たっては、レントゲン写真は必須であり、現在の椎間板障害レベルを把握する意味で所見時には非常に重要な検査の一つに当たります。

椎間板障害には、それぞれグレードレベルがあり、どのくらいのステージレベルにあるかをまず診断する必要があります。

症状によっては、一発で劇的に症状が変化する方もいることは事実私も治療をしてきた中で経験してきております。

また椎間板が潰れている方でも痛みが全く消失して、日常生活やスポーツでも問題なく機能していることなど医学では解明できないほどのことがたくさんあります。

一番重要なのは、神経がどれだけ正常に近いレベルで機能しているからではないと考えます。

自宅でのセルフケア

ほとんどの腰痛の場合は、自宅で効果的に自己管理ができます。

短い休息と市販薬は痛みの緩和に役立ちます。

もし症状が解消されない場合は、さらなる症状改善のために医療機関を受ける必要があります。

整形外科

腰椎椎間板疾患の治療は、通常「薬物療法」にあるように、理学療法と薬物療法の構造化されたプログラムに限定されます。

腰椎椎間板疾患の初期治療は、イブプロフェン(モトリン、アドビル)又はナプロキセン(アレブ)を含む抗炎症薬で構成されています。

これらの薬は腰椎椎間板疾患に伴う痛みと炎症の両方を和らげるのに役立ちます。

プレドニゾンなどの経口コルチコステロイドの短期服用も有効ですが、コルチコステロイドの長期使用は推奨されません。

長期使用は、消化性潰瘍疾患、腫脹および体液貯留、睡眠障害、混乱または気分の変化などの重篤な副作用、および骨粗鬆症のリスク増加に関連しています。

下肢(坐骨神経痛)に重度の放射神経痛を引き起こす腰椎椎間板疾患の場合、コルチコステロイドの硬膜外注射は、より迅速な抗炎症効果をもたらすと考えられます。

シクロベンザプリン(Flexeril)などの筋弛緩薬は、多くの人々に短期的な緩和を期待できると考えられます。

これらの薬は眠気を引き起こす可能性があるため、運転、仕事、またはアルコールの摂取には使用してはならず、筋弛緩薬のその他の副作用には、口渇、視力障害、尿貯留、便秘が含まれます。

コデイン、モルヒネ、オキシコドンなどの麻薬性鎮痛剤を含む薬物も、腰椎椎間板疾患に伴う痛みを緩和することができます。

代替治療が使用できる場合、これらの薬物は慢性疼痛に対して継続的に投与されるべきではありません。

一般的な副作用には、眠気、便秘が含まれます。

麻薬性鎮痛剤またはアセトアミノフェン(タイレノール)など、麻薬性鎮痛剤に含まれる可能性のある麻薬または他の薬物の毒性を避けるために処方されたとおりに服用することをお勧めします。

手術

手術は、「薬物療法」、「保存療法」である様々な治療に神経が回復する見込が見られない場合の最終的な手段です。

何らかの神経の反応や回復の兆しがある場合には、実際の治療期間を長くみても改善する見込はあると判断することも考えられます。

外科的手術の選択肢には、腰椎減圧術、腰椎固定術、および腰椎椎間板置換術が含まれます。

腰椎減圧術では、脊柱後部から骨の一部を除去して、脊髄から出る神経に利用できるスペースを増やします。

これにより、神経への圧迫を和らげ、関連する痛みを和らげることができます。

しかし不安定性と脊椎に過度の動きがある場合は使用してはならないとことです。

腰椎固定術にはいくつかの種類があります。

腰椎は、前部から腹部、後部、またはその両方からアプローチできます。

この決定は、術前分析の結果に基づいて整形外科医によって行われます。

多くの場合、整形外科医は椎間板の大部分を取り除き、骨または別の材料で置き換えます。

腰椎椎間板疾患の多くの場合、椎間板は痛みの主な原因です。

除去すると、痛みは大幅に軽減されます。

髄核を取り外した後、モーションセグメントが不安定になり、使用可能なモーションが多すぎます。

融合は、2つの椎骨が一緒に成長し、それらの間の動きを取り除くのに役立つように実行されます。

脊椎を安定させるために器具または金属製のネジとロッドを使用するかどうかの選択は、検査と画像検査の結果に基づいて整形外科医が行います。

腰椎椎間板疾患の治療の新しい選択肢は、腰椎椎間板置換術です。

この手法では、脊椎固定術のように椎間板をすべて除去しますが、椎間板を骨で置き換える代わりに、人工椎間板を挿入します。

この技術の利点は、手術レベルで通常の動きに近い状態を維持できることです。

これにより、脊椎の隣接するレベルで時間の経過とともに更なる変性変化が発生する可能性が低くなると考えられています。

このテクニックは、孤立した椎間板疾患の場合にのみ使用できます。

脊椎の椎間関節に関節炎がある場合、椎間板置換術は行われません。

その他の療法

腰椎椎間板疾患の多くの人々は、保存療法の構造化されたプログラムによって効果を維持することができます。

これは、腹部と腰の筋肉の強化だけでなく、体全体のコンディショニングにも役立ちます。

自宅で継続できる組織的な治療プログラムの運動やストレッチを行うことで椎間板を維持することができます。

その他、腰椎椎間板疾患の保存療法には、温熱療法、マッサージ、筋肉の電気刺激、超音波療法及び水療法など様々な方法が含まれます。

腰椎椎間板疾患の予防方法

腰痛のほとんどは数週間で自然に解消しますが、もし改善が見られない人は、レントゲン写真で画像診断または臨床検査が必要な時があるため、一度腰椎を確認する必要があります。

椎間板症状によっては、医師のフォローアップも必要な時もあります。

予防方法

腰椎椎間板疾患を予防する最適な方法は、適切なコンディショニングと筋力を維持することです。

そして荷物の持ち上げや屈む動作が多い人などは、腰痛コルセットを装着して、体を動かすようにすることです。

特に必要以上に高重量な物を持ち上げる時、背中に不必要なストレスをかけるため、背中の筋肉を使って重い物を持ち上げないように心がけましょう。

腰椎椎間板疾患の多くの症例は、加齢と遺伝的素因で起こる正常な変性変化の組み合わせに起因するため、予防できません。

回復の見通しは?

腰椎椎間板疾患患者の見通しは非常によいと思われます。

保存療法以外でも腰椎椎間板置換術を含む外科治療の新しい進歩は、通常の脊椎手術のリスクを減らして、今後障害を治療するための新しい一つのツールとなるかも知れません。

当院での腰椎椎間板症の治療と予防方法

当院ではどのようにして椎間板疾患を診断するのか?

最初に過去と現在の病歴を確認します。

これには、現在の症状と潜在的な原因に関する重要な情報を知るヒントが隠されています。

身体的及び神経学的検査によって、関節可動域=関節の動きが制限されている場所、異常な脊柱彎曲、筋肉の固さ・膨隆、皮膚の色・感触などの潜在的な問題を特定するのに役立ちます。
また全体的な姿勢や体の仕組み、背骨がどのように動くか、歩き方も観察します。

その他X線やMRIなどの画像検査も必要になる場合があります。

このような総合的なデータを診断し、腰痛やその他の症状を軽減する治療計画を立てます。

椎間板疾患のカイロプラクティック治療

カイロプラクティックケアの目標は、脊椎の動きを改善し、炎症を軽減することにより、関節力学を改善することです。

治療によって椎間板の機能の改善に取り組むこともできます。

当院での予防方法とその目的

カイロプラクティックケアでは、予防が最も重要であると考え、椎間板変性疾患の症状が悪化するのを防ぐことができます。

カイロプラクティックは、特定の症状だけでなく「全身」を治療します。

椎間板症の症状の治療に加えて、栄養、ストレス管理、ライフスタイルの目標についてご提案することができます。

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この記事を書いた人

大須賀 昭 Oosuga Akira

院長
資格柔道整復師免許(国家資格)

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