吐き気も伴う片頭痛、片頭痛が続く原因と対処法
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「吐き気も伴う片頭痛、片頭痛が続く原因と対処法」
1ヶ月に数日間起こるツライ頭痛...
頭痛だけでも辛いのに吐き気も伴うと本当にツラいですよね。
頭痛は、実に日本人のおよそ4人に1人は慢性的な頭痛に悩んでいると言われています。
それだけ多い頭痛ですが意外とご自身が血管性である「片頭痛」なのか、それとも筋肉の張りによる「緊張型頭痛」なのか把握していない人が多いのが事実です。
頭痛持ちの人の多くは、この2種類ですが、2つとも原因が違えば治療法、予防法も異なります。
今回は吐き気も伴うことがある「片頭痛」についてお伝えします。
目次
片頭痛は頭痛の場所が変わることもある?
片頭痛で現れる頭痛の場所
片頭痛は主に頭の片側に頭痛が起きることが多いです。
ですが、必ずしも頭の片側だけに出るのではなく場合によって両側に頭痛が出ることもあります。
また、片頭痛の特徴として片側に出る頭痛の際に、心臓の拍動に合わせるように「ズキンズキン」とするのが特徴です。
前頭部、目の奥、こめかみ、耳の後ろ、目の上など場所によって頭痛の種類が違う
頭痛の種類は大きく「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つの種類があります。
片頭痛の場合、場所としては頭の片側もしくは両側、こめかみに出ることが多いです。
また痛みの特徴としては心臓の拍動に合わせるようにズキンズキンと頭痛が起こります。
緊張型頭痛の場合は、場所としては耳の後ろや後頭部、眼精疲労によって目の上に出ることもあります。
緊張型頭痛の痛みの特徴としては、頭を締め付けられるような頭痛が起こります。
群発頭痛の場合は、場所としては目の奥に頭痛が出ることが多いです。
群発頭痛の痛みの特徴としては、目の奥が強烈に痛み、ズーンと重く連日強い頭痛が起こります。
原因と症状から頭痛の種類をチェック
片頭痛のチェック
片頭痛は血管性の頭痛になります。
この頭痛は、何らかの原因で血管が急激に拡張・伸縮することで起こります。
その原因としては、心身のストレスから解放された時や、寝すぎや寝不足、空腹や疲労、女性ホルモンの変動、光や音の強い刺激も片頭痛を誘因とされています。
片頭痛のチェック項目としては
□頭の片側(もしくは両側に)ズキンズキンと拍動に合わせて頭痛がある
□体や頭の位置を変えると頭痛の痛みが変化する
□光や音に敏感になり吐き気や嘔吐を伴うこともある
これらに当てはまるものが1つでもあれば片頭痛を疑います。
緊張型頭痛のチェック
緊張型頭痛は、頭の筋肉や首肩周りの緊張によって起こります。
長時間のデスクワークなどにより、猫背などの不良姿勢によって筋肉の緊張で血流が悪くなる結果、特に後頭部の「後頭神経」を圧迫してしまうことにより、頭痛が起こりやすくなります。
緊張型頭痛の原因としては、身体的・精神的ストレスや、長時間のデスクワークで同じ姿勢を長時間とり続けることによって起こりやすくなります。
また後頭部と目は密接な関係があり、目の使い過ぎなどの眼精疲労によっても緊張型頭痛は起こります。
緊張型頭痛のチェックとしては、
□頭の両側や後頭部にかけて締め付けられる・圧迫されるような頭痛がある
□体や頭を動かしても頭痛は変わらず普段から肩こりがある
□吐き気はあっても吐くことはなくめまいや耳鳴りがする
これらに当てはまるものが1つでもあれば緊張型頭痛を疑います。
群発頭痛
群発頭痛が起こる原因はまだ分かっておらず20代から30代の男性にかけて起こることが多いです。
年に数回、一度起こると一日15分〜3時間続く頭痛が毎日にように起こり、それが一ヶ月以上続き頭痛の中でも一番痛みが強いのがこの群発頭痛です。
群発頭痛のチェック
□片側の目の奥を突き刺す・えぐられるような強い頭痛がある
□痛くてじっとしていられないほどの頭痛がある
□頭痛以外に痛む側の目が充血、涙が出たり腫れ上がる、鼻水・鼻づまりが起きる
□毎年決まった時期に1~2ヶ月集中して毎日起こる
これらに当てはまるものが1つでもあれば群発頭痛を疑います。
頭痛の中で一番多いのが後頭部に起こる緊張型頭痛
日本人のおよそ4人に1人が慢性的な頭痛に悩まされていると言われていますが、その中でも7割近くの頭痛が緊張型頭痛になります。
「ストレス頭痛」ともいわれ、近年パソコンに普及により長時間デスクワークをすることが多くなっているために、緊張型頭痛を発症する方が急増しています。
長時間の同じ姿勢をとったり細かい作業をしたり、精神的なストレスがある人間は猫背になり首が前に出た状態になります。
そうすると首と頭の付け根にある後頭下筋が緊張し、後頭神経を圧迫してしまうことによって起こる緊張型頭痛が非常に多いです。
デスクワークを集中して作業を行う場合は、適度に休憩をとり、正しい姿勢をとるように心がけて下さい。
また筋肉の緊張によって起こる頭痛なので、ゆっくりと湯船に浸かるなど温めてリラックスできる時間を作るようにして下さい。
さらに軽い運動など適度にストレッチして緊張をほぐしてあげることが大切です。
片頭痛を和らげるツボや飲み物・食べ物を紹介
片頭痛を和らげるツボ
片頭痛を和らげる効果があるツボをいくつか紹介したいと思います。
合谷(ごうこく)
合谷は、皆さん一度は押したことがあるかもしれません。
場所は親指と人差し指の水かきの付け根の部分です。
この合谷は頭痛に効くほか、ストレスで乱れた自律神経の機能を正常に整える効果もあります。
両手の合谷をそれぞれ30回程もみほぐしましょう。
百会(ひゃくえ)
百会は頭のてっぺんにあるツボです。
頭のてっぺんの一番固い所を3分程気持ちいいと感じる強さで押しましょう。
この時、ゆっくりと呼吸をして息を吐くときに押すと効果的で、また固い部分をただ押すだけでなく中央から両側へ引き離すように押すとさらに効果的です。
片頭痛を和らげる飲み物・食べ物
片頭痛を和らげる飲み物としてはコーヒーが代表的です。
片頭痛は血管の拡張で起こるので、血管を収縮させるコーヒーは効果的です。
ですが、飲みすぎもよくないので飲んでも1日3杯までにしましょう。
コーヒーだけでなくカフェインが入っている飲み物であれば効果はあります。
また、炭酸水は疲労回復にも効果があるので片頭痛にも多少効果があるとも言われています。
片頭痛に効く食べ物としてはアーモンドやアボガドなどに含まれているマグネシウムが血管の緊張を和らげる効果があると言われています。
また、ごまに含まれるビタミンEやほうれん草も片頭痛に効くとされているので是非普段の食事のメニューに取り入れてみて下さい。
片頭痛の治療は?薬で予防できる?
片頭痛の治療は病院では一般的に薬による治療になります。
症状が軽い場合は鎮痛剤で治まることがありますが、重症の場合はトリプタンという薬による治療になります。
ですが、当院でも行っていますが、治療法がないわけではなく状態によっては頭蓋骨の歪みやズレによって起きている場合もあるので、頭蓋骨の調整を行うことで改善することもあります。
また頭痛の予防薬もあり、カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、β遮断薬の3つが保険適用になっています。
これらの予防薬を使うことで片頭痛のピーク時の痛みを軽減することができ、またトリプタンの効きめも良くなるというメリットもあるそうです。
まとめ
辛い片頭痛も光や音、においが強い所には近づかないことや、食べ物・飲み物でも予防、改善することができます。
まずはそういった生活環境を見直すところから始めてはいかがでしょうか?
また、頭蓋骨の調整をすることによっても改善することが多くあるので、頭痛専門の治療院や頭痛に強い専門家に治療してもらうことをオススメします!
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