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「股関節痛は骨盤の歪みが原因にある」
股関節の土台となっている骨盤とは、左右の腸骨、仙骨の骨からできています。
これらの骨と骨の関節部分にずれが生じると神経圧迫のため、痛みを発症します。
また、圧迫をうけた箇所によっては、浮腫や可動性の減少がみられます。
股関節が痛いのは、骨盤に原因が?と思われるかも知れませんが、股関節は骨盤と密接にかかわっています。
骨盤が歪むと様々な症状を発症することになります。
その中でも、最も痛みが多い場所は、
ももの付け根
おしり
恥骨周辺
に大きく分けられます。
目次
股関節痛の原因と痛みの出るところは?
骨盤のゆがみが原因で起こる好発部位
①ももの付け根
股関節の痛みを訴える人に、問診で「どのあたりが具体的に痛いですか?」と聞くと、ももの付け根の周辺と訴える方が多くみられます。
股関節の受け皿となる臼蓋に大腿骨頭が正しくはまることで、私たちの脚は自由に動かすことができます。
しかし、様々な原因によって、このかみ合わせが悪くなります。
この状態のままで脚を動かすと、股関節が詰まった状態を感じたり、脚の動きが悪くなったり、痛みを伴ったりします。
それには、骨盤が正常な状態に保たれていることが必要になります。
骨盤が正常に機能していれば股関節の痛みを感じることはないでしょう。
場合によっては、腰椎がずれて、軸転が強く見られると同様な症状も見られることもあります。
以上のようにこの関節面をいかにストレスなく機能させることが、股関節にかかる負担をなくし、体のバランスがしっかりと保つことができるのです。
②お尻
次に多いのはお尻の痛みです。
症状が出るところは、尾てい骨(尾骨)とお尻の少し上の2か所が多く、双方に痛みが出る方もいます。
このような症状を訴える方は、デスクワーク、立ち仕事の方で多く見られます。
なぜならば、1日の大半を同じ姿勢で過ごしているために、重力が一定にかかっているからです。
その結果、骨盤に歪みが生じてしまうのです。
このような場合、仙腸関節に負担がかかるために痛みがあります。
仙腸関節に関連する筋肉が過剰に働いていることで歪みが生じているので、骨盤を整えることで痛みの軽減が期待できます。
③恥骨
恥骨周辺の痛み
最後に痛みが出る多い箇所は恥骨です。
日常生活で片脚に体重を長時間かけていると骨盤が歪み、恥骨のあたりが痛くなります。
デスクワーク、長時間座りっぱなしの方や立ち仕事をする人では、疲れてくると体の重心が片方へかかってしまいます。
その結果、やがて痛みを発症する原因にもなります。
そういったことから
足の付け根部分が痛く、股関節痛を感じているのならば、骨盤矯正がお勧めです。
骨盤は、人間の体の土台となるところです。
体の重心が崩れると痛みの原因として股関節痛を発症します。
骨盤がずれて、ゆがみを生じていることで、足の付け根が本来の位置からずれて痛みを感じる可能性が高くなります。
スムーズに足を動かせるのは、骨盤と股関節の位置関係がきれいにおさまり、その中でスムーズに回転しているからです。
日常生活での悪い姿勢、日頃の癖、負担のかかる動作によって、骨盤が本来の位置から少しずつずれてしまうと、股関節が正しい位置からずれて、スムーズな回転が損なわれてしまうのです。
骨盤のゆがみを改善できず、骨盤ずれを元の位置に戻す事ができなければ、歩行にも影響し、補正作用が起きて症状は次第に悪化していくことでしょう。
股関節痛になる主な症状は?
以下のような症状で気になる方は、骨盤のゆがみを早急に矯正しなければ、股関節痛により股関節が開きづらい、曲げづらい、歩行困難などで痛みを生じるようになります。
普段何気なく歩いている時や段差などで、つまづいたり、足の運びが悪くなったと感じるようになった場合には、骨盤や腰椎のずれや歪みが考えられます。
骨盤のゆがみが原因で起こる股関節痛は、立ったり、座ったり、立ち上がる時の動作時に痛みや違和感を感じることが多く見られます。
以前よりO脚になっている、ガニ股になっているという場合なども骨盤のゆがみが原因で起こる股関節痛の予備軍であると判断できます。
特にO脚やX脚というのは、骨盤のゆがみと密接にかかわっています。
骨盤を構成する恥骨結合部分や仙腸関節が次第にずれてしまうことで、これらの症状を引き起こします。
股関節痛にならないためにも今すぐチェックしよう!
痛みや違和感がまだない方でも、以下のようなことに当てはまる方は、股関節痛に関わる何かしらの原因がある可能性が高いため、レントゲンで骨盤や腰椎をチェックすることをおすすめ致します。
①膝を立てた状態で、仰向けになります。
両方の膝の高さに差が大きく生じている方ほど、股関節がゆがんでいる証拠です。
その他には、うつ伏せに寝た時に、左右の下肢長に差が生じている場合などでも骨盤のゆがみによる股関節痛になる可能性が考えられます。
②仰向けの姿勢で膝を立てながら、膝を胸にグッと近づけます。
この時、体が大きく左右にゆれながら蛇行したり、膝が胸に近づく場合、骨盤がゆがんで、股関節痛を引き起こしやすい状態とも考えられます。
股関節のゆがみ対策とは?
股関節痛を引き起こさないためには、骨盤のゆがみを防止しなければなりません。
股関節のゆがみを防ぐためには、骨盤のゆがみを改善し、予防することが必要です。
骨盤のゆがみ矯正は、整体、カイロプラクティックが得意としている国家資格を持った整骨院で行っている分野です。
1回の骨盤矯正でも効果を確実に実感できる場合もあります。
しかし症状が少し進行した場合には、何回かの施術が必要ですが、効果は数回後から期待できると思われます。
股関節痛の予防を行うためには、骨盤矯正を行い、週に1回もしくは月2、3回は整体を利用するよいです。
通院がなかなかできない場合には、日頃から正しい姿勢を意識して、骨盤のゆがみを発症しないよう予防が必要です。
整体院、カイロプラクティックを行っている整骨院を初めて利用される方、産後の骨盤矯正も安心して施術が受けられ、痛みがない整体を行っています。
施術を行うことで、次第に骨盤のゆがみが改善され、股関節も正しい位置に解消されるようになります。
股関節が本来の位置に安定することができれば、股関節の動きが良くなり、歩行での痛みも解消されます。
股関節痛のとき整体で行う治療
ここでは、整体とは違う、本格的な矯正治療であるカイロプラクティックでの股関節痛に対しての治療法になります。
施術までの流れは、全身のレントゲン画像とナーボスコープによって、原因となるサブラクセーションであるメジャーとなる椎骨を見つけ出します。
股関節は、2次的に発症していることが多く、骨盤を形成している腸骨、仙骨が原因となっていることがあります。
特に症状を拗らせた場合、レントゲン画像は非常に重要な情報となります。
治療は、カイロプラクティックの様々なテクニックによって解消されることでしょう。
まとめ
股関節痛は、単純に股関節が悪いから、股関節を治療すればよいという単純な事ではありません。
どういう生活環境の中で、症状を患ってきたのか、いつ頃から痛みを感じて、いつからどのような症状、痛みの強さが出てきたなど、痛みがでたプロセスを想像して、治療進めなければ、良い結果はでません。
当然、良い治療をしなければ良くなりません。
以上のことからも股関節へ負担がかかっている関節をピンポイントで矯正し、可動性が広がれば、何れ症状は改善することでしょう。
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